シャローアウト|ゴルフ教室
ボールをソリッドに捉えて打つために必要と考えられるようになったのがクラブをダウンブローに入れ過ぎないようにすること。つまり、シャローに インサイドアウトにインパクトゾーンへクラブを落とすことで それがシャローアウト (shallow out) という概念である。以下は そのシャローアウトについて分かり易く解説した 5分の音無しの動画である。また、当該テーマの詳細は その下のテキストでも説明しているので 併せて ご覧下さい。
♦ 飛距離を伸ばすには

♦ シャローネス
では シャローにクラブヘッドを落とすには 何をどうしたら良いのだろう。よりフラットなスイングプレーンで球を打ちたいのだから腕を横に振るべきだと考える人もいるだろうが、そうではない。むしろ、腕を縦に振って 適度なシャローネスを確保するのが正しいやり方である。それには 体の回転と腕の振り方を工夫する必要がある。まず第一に ダウンスイングで 手が右太腿の前に落ちた時に 右肩がクラブをインサイドからアウトに出せる位置になければできないことである。図の Z1 - Z2 - Z3 での右肩の位置と動きを確認して欲しい。右肩が右足の真上くらいにあるのが望ましいが それよりも前には絶対に行かないようにすること。
第二に 手が右太腿の前に落ちた時に クラブヘッドも インサイドからアウトに出せる位置になければならず、そのためには 左手首が外側に折れて 所謂 bowed wrist の形でタメが作れていなければならない。ここから Z1 - Z2 - Z3 で 手は ターゲットの方にほぼ水平に動くが その間に手首がアンコックして クラブはリリースされ下に落ちる。そのメカニズムによって可能になるクラブのリリースのパターンがシャローアウトなのである。体の回転軸に対する右肩の位置、手の位置、手首の形、クラブフェースの向きなどをよく確認して欲しい。ここからクラブが正しいタイミングでリリースされれば どんな軌道でインパクトゾーンにクラブが入って行くのか想像できるだろう。
♦ 理想のアタックアングル
このようにダウンスイングで腕が下に落ちた時にシャフトは地面に対してほぼ平行になっているのが好ましく、タイミング的には 腕が下に落ちた少し後にインパクトがあると考えるべきである。多くの人は 腕を振り下ろした所にボールがあり、そこがインパクトの瞬間だと考えるかも知れないが、それでは 好ましい発想とは言えない。手が前述の Z1 - Z2 - Z3 と水平に動く所にボールがあり インパクトの瞬間があると考えるべきだ。




