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ゴルフ スイングの軸と支点

このページのコンテンツ
• はじめに
• ゴルフ スイングの支点
• 体重移動と重心移動
• ボディターンのメカニズム
• ゴルフ スイングの軸
• スイング軸の動かし方
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


ゴルフボールの打ち方には 色々なスタイルがある。しかし、バック スイングの時に 右利きの人は 体重を右足側に移動させ フォワード スイングで それを 左足の方に移動させる打ち方が最もオーソドックスなもので、そうしている人が多いはずだ。しかし、ここでは そうした体重移動の仕方と ゴルフ スイングの軸 及び 体の重心の関係について ゴルフ スイングの支点 という概念を導入して 考察してみたい。

ゴルフ スイングの支点


体の重心そこで、まず第一に注目したいのが、好ましいゴルフ スイングのメカニズム、即ち、上半身の回転運動と それに合わせた(芯を食う ショットが出来る)腕の振りを効率良く行えるスイングの探求という観点から どのような意識で 体を コントロールすべきかと言うことである。回転軸を中心に 効率の良い回転をし、クラブヘッドがボールを正確にヒット出来るようにするには 回転体の重心が回転軸上に常にあることと 回転軸が大きくぶれないことが望まれるが、その時に 回転軸上の仮想の点 (X) を 自分の上半身の首の付け根辺りに想定し、その点 (X) と 自分の手 (H)、そして、ボール (B) の位置関係に 注目してみる。肩が (X) を中心に回転し、腕が振られて (H) が (X) を中心に回転運動を行い、クラブヘッドが ボール (B) を ヒットする。そんな動きをする中で スイング軸と 体の重心が どうあるべきかを考えてみよう。より安定したスイングを追及するのであれば スイングを通じて ゴルフ スイングの支点とも言える (X) を 動かさないことが ポイントだという発想に異を唱える人は 少ないはずだ。

体重移動と重心移動


一方、力強いボールを打つためには 体を 確り回転させて 腕を振る必要があり、右利きの場合、バック・スイングの時に骨盤を そのセンター (K) を中心に 時計回りに 約 45°、上半身を (X) を中心に 45°ほど捻って 肩はアドレスの状態から 90°くらい回転することになる。そして、フォワード・スイングでは (K) が左にスライドしながら回転し、上半身の捻れが リリースされ、肩の回転を リードする形になって、骨盤、肩、腕の順に動いて クラブ・ヘッドは一気に加速されるメカニズムが出来上がる。この時、右から左への体重移動は欠かせないし、その為には バック・スイング時に 骨盤の回転に合わせて 右足への体重移動が必要だという考え方になる。そして、バック・スイングでは体重の多くを右足に乗せることが正しいスイングのメカニズムだと言う考え方にもなる訳だが、果たして そうだろうか。

まず、肩幅くらいに足を開いて直立した状態から 重心が右に移動しないようにして 体重を右足に乗せるようにしてみよう。直ぐに分かるだろうが、どんなことをしても 重心を 右に移動させない限り 体重の多くを右足に乗せることは出来ないことが分かるはずだ。その為には (X) または (K)、もしくは、その両方を 右に動かす必要がある。つまり、右脚側に体重を乗せるには 体全体、もしくは 上半身を右側に動かすか、腰を右に移動させなければ、出来ないと言うことだ。

いずれにしても、まず認識して欲しいことは、体重移動をするには何らかの重心移動が必要になると言うことであるが、そのことを踏まえて、ゴルフ スイングをする上で必要な、または、自分に最も適した体重移動と重心移動、また、背骨をどのように動かすべきかについて考えて欲しいのである。

ボディターンのメカニズム


さて、次に着目して欲しいのが 前述した トップのポジションからフォワード・スイングでは 右足を蹴るようにして生じた力を 左足がピボット・フットとなって受け、回転する力に変えるというメカニズムである。特に、バック・スイングで 右足に体重の多くを乗せる打ち方をしている人の場合、フォワード・スイングで その体重の大部分を左足の方に移動させる訳だから、結果として、体の重心が 比較的 大きく左右に動くスイングになるだろう。

しかし、実は、右足に体重が乗っていなくとも右足で強く蹴る動作は出来るのである。右足に 50 どころか 10 くらいでも 十分に蹴る動作は出来るが、いずれにしても、右足で蹴った時に 体重と体の重心は左に動こうとする。それを 左足のピボット・フットの踏ん張り、腰の動き、さらには ステイ・ビハインド(頭を残す)という動きを組み合わせて止め、その左右のバランスを 50/50 に出来る限り近い状態にキープすることは可能なはずだ。そして、体のバランスを保ちながら 下半身の動きを 上半身の力強い回転運動に変えると同時に その軸のぶれが少ないスイングが出来れば 安定性の高い ゴルフ スイングが完成することになる。それは 要するに ウェイト・シフトを ミニマムに抑えた ゴルフ スイングと言うことになる。

ゴルフ スイングの軸


スイング軸の考え方右図は スイング軸の背骨の動きのパターンを示したもの。赤は オーソドックスな体重移動の比較的大きなスイングで バックスイングで 頭が (プレーヤーの視点で) 少し右に動いて トップ (4) で 背骨は かなり右に傾斜する。そこから フォワード スイングで 腰が 左に シフトし インパクト (5) では その傾斜がさらに増大し 右肩が 比較的 大きく下がる。なお、このスタイルの場合は アドレス (1) で 背骨は 少し右に傾斜すのが一般的だ。

一方、ブルーは 体重を 左右に 50/50 の割合で置くスタイルで、バック・スイングでは 頭を 動かさず、トップ (4) でも背骨が右に傾斜しない、即ち、バック・スイングで 体重移動を殆どしないスタイルのスイング軸の動きを示したものだ。そして、グリーンは 一時 話題になったスタック・アンド・ティルト打法(» 詳細)の背骨の動きである。バック・スイングで 体重を 左足サイドに置き、背骨はオーソドックス・スタイルとは反対に 左に傾斜させるものだ。所謂、明治の大砲的な打ち方になるが、重心の左右への動きが極めて少ないもので、その点で 明治の大砲とは大きな違いがある。

スイング軸の動かし方


このように 色々なスイング軸の動かし方と 体重や重心移動の仕方の組合せ方があるが、スタック・アンド・ティルトのようなスタイルでは 体のセンターからの重心の移動が少なく 肩の回転するプレーンが 最も 水平に近い状態になり ボールを打つ時に 右肩が大きく下がらないから ボールを芯で捉えて打つという観点からは 最も優れている打ち方だと言えるだろう。ただ、ボールを遠くに飛ばすという観点からは やや不自然な動きになるので 一長一短 という見方も出来よう。

体重移動をしない もしくは 少なくしてボールを打つ動作をするのは 極めて 不自然と感じる人も 数多く居るだろうが 練習で 左右の足に 50/50 で体重を乗せ それを スイングを通じて キープする打ち方の練習を フットワーク、特に、右足の蹴りと 左足のピボット フットとしての役割、及び、腰のスライドと回転ということ、さらに、左右のぶれの少ない上半身の回転軸という概念を念頭に 色々と試して欲しい。また、その結果を右足体重のスイング、左足体重のスイングと比較してみるのも有意義なことだろう。そして、そうした試行錯誤をする中で 自分のスイングの改善点を見つけるなり、体重移動に対する自分の考え方を整理するなりして欲しい。そんなことで 自分にとってのスイングの軸と支点、また、体重移動が どうあるべきかを研究し ワンランク上の ゴルフ スイングの習得を試みては 如何だろうか。

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