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つかまりの良い ゴルフクラブ

このページのコンテンツ
• はじめに
• インパクト前後のフェースの動き
• 重心角と 重心深度
• つかまりが良くなる仕組み
• ボールが つかまる打ち方
• つかまり過ぎは NG
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


ボールがつかまるとか、つかまりの良いゴルフ クラブという表現が度々使われるが 微妙なニュアンスのある 分かり難い概念だ。つかまるとは インパクトのタイミングで 自然に クラブ フェースが反って フェース面にボールが確り乗るように ボールが打てるという意味だが フェースが 好ましいタイミングで反らなければ つかまりは悪くなり 所謂 擦り球になってしまう。

インパクト前後のフェースの動き


ボールをつかまえるとはボールを打つ時のヘッドの軌道は 主に 肩の回転、腕の振りと ローテーション、リストのリリースの仕方で決まり、通常は 右図のような円軌道になる。このような円軌道上を クラブヘッドが動けば フェースは 意識的に返さなくとも T1 - T2 - T3 で オープン - スクウェア - クローズド という 所謂 ヘッドが返る動きをし ボールは フェース面で確りつかまえられる。つかまえる とは ある意味 大きな筋肉で クラブを返すことである。決して 小手先でクラブを返すと言うことではない。

一方、T2 で フェースが 少しオープンな状態になれば フェースを返しても ボールはフェードすることになるが、上級者の中には 意図的に フェースが少しオープンになるタイミングでヘッドを返して フェード・ボールを打っている人も居る。俗に言う、つかまったフェード・ボールである。逆に、フェースがクローズドな状態でインパクトをしても フェースがその前後で上手く返らなければ 所謂 つかまっていないドローになる。いずれにしても、スライスに悩むアマチュアの多くは このヘッドを返す動作を タイミング良く 行うことが出来ないために つかまり不足の 所謂 擦り球のスライス系のボールに悩むことになる。何らかの理由で その度合いが大きくなれば バナナ・ボールと言われるような 大きなスライスにもなる。

重心角と 重心深度


さて、つかまりの良いクラブとは そうした問題に対応するための配慮、即ち、クラブフェースの返り易いデザイン(場合によっては、フック・フェース)のクラブであるが、ここでは、それがどんなクラブなのかということを説明し、加えて、どのようにすればボールを上手くつかまえることが出来るのかについても言及したい。

重心角の図解そこで、まず 本題に入る前に クラブヘッドの重心と それに係わるクラブの性能や特性に影響を及ぼす要素について 右図を使って 説明しよう。シャフトを水平にし クラブヘッドを 自然に下に垂らした時に ヘッドは 右図のように 少し傾くが、その時の重心線と リーディングエッジの線が成す角が重心角で、重心角は重心深度が深くなると(重心距離が同じであれば)大きくなる。そして、クラブには 常に この向きになろうとする力が働くが、その力は 重心角の大きなクラブであればあるほど 大きくなるのだ。 » ゴルフクラブの重心

つかまりが良くなる仕組み


アイアンの場合は 一般的に ソールが厚く 重心深度が深いクラブの方が 重心角は大きく つかまりの良いクラブになるが、ネックの形によっても 重心角を大きくすることが出来る。グースネックは その効果を 狙ったものであるが、フェースを後ろに下げて 所謂 オフセットにすれば(グースネックでなくとも)重心角は大きくなる。

三種類のクラブの比較右図からも分かるように ユーティリティは アイアンより、フェアウェイウッドは さらに重心深度の深いクラブだから 重心角は それに応じて大きくなる訳で 応分に つかまえ易くなる。それだけではなく、スウィート・エリアが大きく 多少 芯を外しても距離のロスも少なく、ボールを上げ易いフェアウェイウッドやユーティリティは ボールをつかまえることが難しいと感じているアマチュア・ゴルファーには最適なクラブだとも言える。

ボールが つかまる打ち方


このように 重心角が大きなクラブは ヘッドに 返ろうとする方向のより大きな力が働くから ヘッドは返りやすくなるが、クラブの振り方によっては そうしたクラブを使っても つかまり不足の 所謂 擦り球のスライス系のボールになってしまう人は居るだろう。つかまらない打ち方をしてしまう人には 以下のような問題がある可能性が高いはずだ。

つかまる打ち方 つかまらない打ち方
大きな筋肉を使い インサイド(スクウェア)インのスイング軌道で クラブを振る。グリップを軽く握るようにし ヘッドがヘッドの重さで返ろうとする力を利用してボールを打つのがポイントだ。 体が十分に回転せず 腕の力に頼って アウトサイド・インのスイング軌道になる傾向がある。また、クラブを強く握り 腕でボールを叩こうとするからヘッドが返ろうとする動きを阻害しているのも問題だ。

大小の差はあるが、前述のように どのようなクラブにも重心角があり それを生かすには大きな筋肉でクラブを振ること、そして、軽いグリップ・プレッシャーで クラブを握ることが ポイントである。そうして クラブの重心角を上手く使えば つかまったボールが打てるだろう。

つかまり過ぎは NG


なお、重心角の大きなクラブは ヘッドが返り易い訳だから 俗に言う つかまり過ぎて、引っ掛けたり、フックが掛かり過ぎる ということになる可能性もある。従って、自分にとって 適度に つかまりの良いクラブが どんなクラブかを見極めることが重要になる。また、重心角だけでなく、クラブ選びの際には フェース角、特に、極端な フック・フェースの(超スライス矯正型)クラブには 注意する必要がある。つかまり過ぎても 良くないことは 言うまでもない。当然なことだが、重心角と フェース角だけではなく、シャフトの硬さ、トルク、キックポイント、さらには、クラブの重量、慣性モーメントなど、全体のバランスにも 配慮して欲しい。

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