クラブ選手権

Introduction

トロフィーゴルフのクラブ選手権は 世界中のほとんどのクラブが 毎年行うもので その年のクラブ チャンピョンを決める大会だが 優勝者は その功績が讃えられ クラブハウスの チャンピョンズ ボードに その名が刻まれ クラブの歴史に残るという 栄誉が与えられるのが慣わしである。

競技形式


クラブ選手権 別称 クラチャンは スクラッチ プレーで行われるもので、月例会など ハンデありのストロークで競う競技などとは 一線を画すものである。競技形式は クラブによって異なるが 多くのクラブが メダル プレーの予選で マッチ プレーの本戦に 出場する選手(通常は 16名)を 決めるという方法を採用している。ただし、スケジュールの調整が簡単な メダル プレーを採用しているクラブもある。いずれにしても、多くの競技志向のアマチュア ゴルファーにとって クラブ選手権は 極めて 重要な大会だと言える。

最も一般的な メダル(ストローク)プレーの予選で マッチ プレーの本戦に進出する選手を決める方式の場合は 同時に そのスコア順に シードを決めることになる。例えば、マッチ プレーの 1回戦目は シード 1位 と 16位、2位 と 15位、3位 と 14位 といった組み合わせになる。クラブによっては 前年度のチャンピョンを 第 1シードとし 予選通過 1位の選手(メダリスト)を 第 2 シードとすることもあるし 前年度のチャンピョンも 予選に参加しなければならないという方式で行っているクラブもある。いずれにしても、良いシード権を獲得すれば 最初の対戦相手は 下位の選手になるから 実力が予選の結果に反映されていれば 実力のある選手同士が一回戦で対戦することはない。しかし、実際には 実力があるにもかかわらず 予選の結果が 今一だったというような選手がいるのが普通で 組み合わせの運、不運のようなものが生まれることは 少なくない。

16人の選手が出場する(ラダー)トーナメント方式のマッチ プレーでは 1回戦が終わった時点で 生き残る選手は 8人、2回戦で 4人、3回戦が準決勝となるから 4回勝てば 優勝である。多くのクラブは 決勝戦のみを 36ホールのマッチ プレーにしているが クラブによっては 27ホールのマッチというような スタイルで行っているところもある。

マッチ プレーは 対戦相手と ホールごと(ホール バイ ホールと言う)の勝敗を競い、より多くのホールを勝ったプレーヤーがマッチに勝つというゲーム形式で ゴルフの聖地とも言える スコットランドで 長年にわたり 伝承されてきたゲーム形式である。ゴルフの原点とも言える競技方式で 世界マッチ プレー選手権 (World Golf Championship Match Play) や日本 プロゴルフ マッチプレー選手権、ライダー カップ、プレジデント カップといた団体戦、また、全英、全米、日本アマチュア選手権大会などの競技方法としても採用されているものだ。

マッチ プレーの戦い方


マッチ プレーでは 自分の対戦相手とホールごとの勝敗を競う訳だから マッチ プレー独特の戦い方というものがある。例えば、相手のダブルボギーが確定している時や そうなる確率が非常に高い時には ボギーより良いスコアを出せば良いのだから そうした作戦に出ることも 場合によっては 有効になる。つまり、相手が OB した場合などは 安全策でプレーをする などといったことが 有効なこともある。ただ、そうした策に溺れて 失敗することもあるから マッチ プレーの作戦の立て方には 細心の注意を払う必要があることは言うまでもない。

また、先に グリーンに乗せて相手にプレッシャーをかけたい時などは 相手よりも ティーショットを短めに打つなどといった作戦もある。 もちろん、バーディーを決める必要のないパットの時(相手のボギーが確定している時)に パーオンしていれば 距離を合わせて 間違いなく ツーパット以内で ホールアウト出来るように 最初のパットを打つ(lag putt という)と言った作戦が 常套手段になる。

メンタル面では 先にアップをすれば 気が楽になるのは事実だろうが ダウンしているからといって 焦る必要はなく、じっくり勝機を待つように プレーをすれば良い。例えば、3 アップしていた選手が 2 ホール落として 一気に 1 アップにまでなった時などは 個人差はあるだろうが スコア以上に 精神的な面で 劣勢に感じてしまう人が 多い。ゲームの流れ、勢い(momentum)を 自分の味方に付けるようにプレーをすることが マッチ プレーに勝つ秘訣とも言える。

ゲームの終盤で ドーミーになったら リードしているプレーヤーは そのホールを分ければ マッチに勝てるという理屈だから そうした場合には ドーミー独特のゲームの駆け引きが出てくる。また、リードを奪った後に 自分が パーを取り続けることが出来れば 相手は バーディーを 取らなければならないという気持ちが強くなり 守りを忘れた コース マネジメントになって 自滅するなどといったことも起こり得るから そうした作戦もある。しかし、逆に 守った結果、自分は バーディーを出せずに 相手にバーディーを出され負けてしまうということもある。つまり、ストローク プレーでは ほとんど必要のない 心理作戦や マッチに勝つための コース マネジメントの実践などが要求されるから マッチ プレーでなければ味わえない 独特の駆け引きと 面白さがあるのだ。 

そんな マッチ プレーで行われることの多いクラブ選手権だが 多くのクラブ チャンピョンを夢見る アマチュア ゴルファーにとって それが特別な意味を持ったものであるのは 言うまでもなかろう。


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