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フォーボール ゲームの魅力

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• はじめに
• フォーボール ゲームの例
• そのルールと戦術
• アメリカの事情
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


フォーボール ゲーム (fourball game) とは 二人のベストボールで勝敗を争う ダブルスの マッチ プレーのこと。例えば、ライダー カップやプレジデント カップといったチームの対抗戦では フォーボールとフォーサムのダブルス戦を まず行い 最終日に 個人戦のマッチ プレーを行なって そのトータルのポイントで 勝敗を争う競技方法を採用している。因みに、フォーサムは 二人一組による オルタネート ショット形式のマッチ プレーである。

フォーボール ゲームの例


フォーボール ゲームは フォーサムのオルタネート ショット形式とは 異なり 自分のボールを 18ホール、普通にプレーする形で ダブルスのゲームを進行させる訳だが、異なる レベルのゴルファーが フォーサムを作り(ハンデ戦で)ゲームを楽しむことが出来ることもあって 欧米では 一般のゴルファーが 普段 仲間同士で頻繁に行なう 極めて ポピュラーなゲームである。下表は 4人の異なるハンデのプレーヤーが A/B 二つのチームに分かれて 9 ホールを ハンデ戦によるフォーボール ゲームで 戦った時の記録だが、この例を使って まずは そのゲームが どのように行われるのかを 説明しよう。

HL HC Team A Par Team B W/L
Player P1 P2 - P3 P4 -
HC 5 13 7 11
1 4 4 4/3* 4 4 5 +1
2 5 4* 5 4 5 4* -
3 6 4 4 3 3* 3* E
4 1 5 6/5 4 5/4* 6/5 -1
5 7 5 5 5 4* 6 -2
6 8 3* 6 4 4 4 -1
7 9 3* 4 3 4 3* -1
8 2 5 5/4* 5 5 6/5 E
9 3 5 5/4* 4 5 6/5 +1
Total 38 44/40 36 39/38 43/40 +1
4人の内、プレーヤー 1 (P1) のハンデ (HC) が 最も低く 5 そして 以下 P2 = 13、P3 = 7、P4 = 11 となっていて、ハンデの低い P1 と ハンデの高い P2 が組んでチーム A になり、残りの 2人がチーム B になっている。ハンデの最も低い P1 を基準に それぞれのプレーヤーのハンデ・ホールが決められ(黄色でマークされた)ハンデ・ホールのスコアは 1 打引いた ネットスコアが そのプレーヤーのフォーボール ゲームのスコアになるが、そのスコアで二人のベストボールが決まり、それがチームのマッチ プレーの勝敗のベースになる仕組みだ。

フォーボール ゲームでは ベスト ボール、即ち、二人の良い方の ネット スコアのボール (*) が カウントされるルールだが、上の例では、1番ホールでは ハンデ ホールで パーを取った P2 の ネット バーディーにより、チーム A が 1 アップ (+1) になっている。そして、途中で逆転されているが、9ホールが終わった時点では 逆転し、チーム A が 1 アップで勝利している。

このゲーム形式は 様々な レベルのゴルファーが一緒に 楽しめると言うだけでなく、色々な戦術を チームで考える面白み(詳細後述)が増すということが 人気の理由だ。これは ナッソー形式で、アウト、イン、トータルの 3-Way で競うのが 一般的で、例えば、1-Way 500円程度の小額の(モラル的にも 法的にも 問題のない レベルの)握りで行えば、スパイスになること請け合いだ。

そのルールと戦術


前述のような理屈だから、フォーボール ゲームは リスクに対する考え方やコース・マネジメントが 個人のストローク・プレーとは勿論のこと、個人戦のマッチ プレーとも異なる戦い方になるのが普通で フォーボール ゲーム独特の戦術があると言うことだ。例えば、距離はないけど OB しやすいようなホールで 先にティー・ショットを打った味方の選手のボールが良いポジションを確保していれば、通常はフェアウェイウッドで打つようなホールでも ドライバーでプレーするというような戦術を選択をすることも出てくる。勿論、そうした戦術を採ることが必ずしも有利にゲームを運ぶために効果的とは言えないのだが、ベストボール特有の心理状態が生まれ、コース・マネジメントも それに影響されるのである。

一方、フォーボールのルールには独特なものがある。例えば、オナーは チームのスコアで チームに対して与えられると言うこと。つまり、前のホールを勝ったチームの選手二人が先にティーオフすることになるが、その際にチームの選手間では前のホールのスコアに関係なく打順を決めることが出来るというルールがあること。

また、グリーン上での遠球先打の原則はチーム間ではあるものの、チーム内では 近いボールから先にパットをしても良いといったルールもある。敵のチームに ラインを見せたくない時に採られる戦術で、例えば、そのホールの勝敗の鍵を握る選手にラインを見せる結果になってしまう味方の選手のパットがある場合、もし その選手のスコアが 短いパットを残している選手のスコアと同じかそれ以下になるのが確実な場合などは 短いパットを残した選手が 先に打ってホールアウトしてしまえば 相手にラインを見せることをせずに戦える訳だ。また、パーを 味方の選手が確保していれば、バーディー パットを強めに打てるというような側面もあり、そうしたことを考慮してパー パットを残した選手が短いパットを先に入れるという戦術を採るケースも出てくる。

さらには、同じチームの二選手のボールが同様なパッティングライン上にある時などは、良いスコアになるであろう選手のパットを後にすれば ラインを確認してから そのパットを打てることになるから、そうした戦術を採ることも出来る。しかし、一方で 敵のチームは勝負に関係ないであろうボールのパットを コンシード (OK) することが出来、コンシードされた選手は そのパットを打つことが出来ないという ルールもある。つまり、パートナーである二人が ボギー パットとバーディー パットを同じ方向からする状況などでは ボギー パットが 通常は コンシードされる。

アメリカの事情


このフォーボール ゲームは アメリカの プライベート クラブで 最も人気があり、良く行われるゲームだ。個人競技のイメージで 自分のスコアへの挑戦が出来るだけでなく、チームの仲間(パートナー)と団体戦を 同時に楽しむことが出来るから、プラス アルファーの面白さがあり 絶対的な人気を誇っている。

豆介前述もしたように 18ホールの勝ち負けだけではなく、前半、後半、トータルといったように ナッソー形式で行われることが多い。通常は ちょっとした賭けになるが、額は 友情にひびが入る心配のない、また、法的にも問題にならないような 小さな額で行われるのが一般的である。賭けと言うとアレルギーのある人も居ると思うが、キャディーへのチップと同じレベルで どちらが勝ったかを 確認する目的 と言っても良い程度の額で行っている人が殆どである。具体的に言えば $5 のナッソーという感じ(それを 5-Dollar 3-Way と言う)である。

ナッソーでは 2 ダウンすると負けているチームが プレスといって、日本で言う別列車の賭けが 並行して始まったりすることもある。最後まで、勝ち負けのスリルを味わえるように考えられた遊び方と言えるだろう。例えば、前半、後半、トータル、そして、プレスでも負けた場合などは 3-Way プラス 1-Way で 4-Way の負け と言うことになる。また、二アピン(英語では グリー二ーと言う)やバーティー(総称して、ジャンクと言う)に $1 - $5 程度の賞金を付けるのも 一般的である。 あまり ポピュラーではないが、砂一(英語では サンディーと言う)に賞金を付けることもある。

ギャンブル色が濃くなり あまり品の良い遊び方とは言えないが、グリー二ーを全て 1チームが取ると シュナイダー/シュナイド と言い、グリー二ーの賞金が 2倍になったりもする。グリー二ーがない場合は 次のショート ホールに グリー二ーの賞金を キャリー オーバーすることも良くある。また、同じチームの 2人が同時にバーディーを出すと ダブル・バーディー ボーナスで バーディーの賞金が 2倍になったりすることもある。(キャリー オーバーなしのシュナイダーを ダブルにすることも)

もちろん、フルハンデの フォーボール・ベストボールでのプライベートなゲームばかりではなく、クラブが 主催する各種 トーナメント(コンペ)も 盛んに行われている。一般的には 誰もが参加できて 楽しめるように ハンデ戦でのトーナメントが多いが、日本で良く行われる ペリエや 新ペリエ方式でのトーナメントは むしろ 稀である。プライベート・クラブのメンバーは 基本的に 全員が 公式ハンデを持っているからだが、運で順位が決まる競技方法では、誰も 参加に興味を 示さないからでもある。 » ゴルフの競技方法

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