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バンカー・ショット(打ち方の基本と応用)

このページのコンテンツ
• はじめに
• バンカー・ショットの原理
• 打ち方の基本と注意点
• ショットの 8つのステージ
• 硬めな砂からのショット
• まとめ
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


バンカーバンカーの状態や ライは 毎回 異なるのが普通で バンカー・ショットの知識や経験が不足していれば そんな ショットで失敗することは 多くなる。それが バンカーに入れたらことに対するペナルティーだと考えている人も居るだろうが、難しいライからのショットは 別にしても バンカー・ショットの基本を 確り身に付ければ 実は バンカーから寄せて ワン・パットというケースは驚くほど多くなる。ここでは そんなバンカー・ショットの基本と 異なるプレーイング・コンディションへの対応に役立つ各種テクニックについて解説する。

バンカー・ショットの原理


グリーン周りのバンカー・ショットは 砂が飛び散るパワーを利用して ボールを 柔らかく 宙に浮かすように打つショットで 通常のショットとは まったく 違った考え方で打つ必要があるものだ。苦手意識を持っている人も少なくないと思うが、そうした人は バンカー・ショットに必要な 正しい砂の取り方と飛ばし方を 理解していない可能性が 高い。バンカー・ショットでは 砂を花火のように "パーン" と飛ばす必要があるが、そのように 砂を飛ばすエキスプロージョン・ショットの基本を まずは学ぶ必要がある。 そして、その原理・原則を理解したら 後は ライの状況を判断して、ボールの弾道や スピンをコントロールして 距離の調整ができるような知識とテクニックを身につけることだ。 そこで まずは そのお手本となるバンカー・ショットの動画を見て欲しい。

お手本のバンカー・ショット by Jordan Spieth

このように バンカー・ショットは 砂が飛び散るパワーを利用して ボールを 柔らかく 宙に浮かす事がポイントで その砂の飛ばし方を学ぶことにつきる。

打ち方の基本と注意点


砂の飛ばし方
バンカー・ショットは クラブ・ヘッドを どのように砂に入れれば 前述のように 砂を飛ばすことが出来て、同時に ボールがお手本のように飛ぶのかを覚えることである。リーディング・エッジから 砂に ヘッドを鋭角に落としたのでは 図 (A) のようになり、ヘッドは 砂の中で減速して前に進むことが出来ずに ボールの下の砂を上手く取ることは出来ない。その結果、砂がボールを飛ばすのに有効な 花火のような形では 飛ばずに 失敗に終わるパターンになる。一方、ソールの トレーリング・エッジから砂にヘッドを落とせば ヘッドは適度な深さまでしか入り込まず、ボールの下の砂をはぎ取るような形で 図 (B) と (C) のように 砂を取ることが 可能になる。そうすれば、ボールの下の砂が上手く飛ばされて ナイス・ショットが打てる訳で、これが バンカー・ショットを成功させるための最大のポイントである。

トレーリング・エッジ
バンカー・ショットでは 基本的に 同じヘッド・スピードのショットであれば 取る砂の量が少なければ 飛んでいく砂のスピードは 速くなり、ボールはより遠くに飛んで行く。(B) と (C) の比較では (B) が それに該当し、同じヘッド・スピードのショットであれば (B) の方がボールは より遠くに飛んで行くはずだ。なお、(C) は ボールのかなり手前(約 10 cm)に クラブヘッドを落として よりバウンスを効かせて 多くの砂を取った時のイメージを図示したものであるが 目的に応じて (B) のような ミッドソールを使って 砂を少なめに取る ショットが適していることもあれば (C) のような よりバウンスを効かせる ショットが望ましいこともある。ただし、どちらも キーになっているのは (i) 適度な深さで ボールの下に ヘッドが入ること(そのために ミッドソールか トレーリング・エッジが 砂にぶつかるようにクラブを落とす)と同時に、(ii) スイングの最下点が ボールの真下にある と言うことで それが バンカー・ショットの基本である。

ショットの 8つのステージ


ボールの打ち方の基本をマスターすることに加え、バンカー・ショットで大切なことは 自分のボールのライとバンカーの状態を見極めて どのようなショットを選択すべきかを 的確に判断する能力を身につけることであるが(詳細後述)まずは 以下のバンカー・ショットを打つ時の基本と注意点 - (1) アドレス ~ (8) フィニッシュまで 8つのステージの解説 - を見て欲しい。

バンカー・ショット・連続

  基本 注意点
(1) 砂の中に足を ツイストさせて 少し埋めるようにスタンスを取り、その動作の時に砂の硬さや量を確認する。砂が硬くなければ スタンスを オープンにし クラブ・フェースを開いて ボールは スタンス中央より左足寄りに置く。体重は 50/50 で ハンド・ファーストにならないように構える。 構えを オープンにする度合いは ライと打ちたいボールにより 適宜 調整する。フェースとスタンスのオープンの度合いを小さくした場合は ボールの位置を 応分に スタンス中央寄りにする。
(2) トレーリング・エッジから 砂にクラブを落とすイメージを作って始動。多少、クラブを ピックアップするイメージで 少し早めにコックを入れる。なお、上りや下りのライでは 肩がライと平行になるようにする。 特に、下り(左下がり)のライは ボールを上げ難いので 難しいライである。そんな場合は 脱出することを優先させても良かろう。
(3) 体重移動は最小限にし、頭の位置を動かさないように バック・スイングを行う。 遠くにボールを飛ばしたい時は バック・スイングを応分に大きく。
(4) トップは 9時のショットが基本だが、必要な飛距離に応じて 肩の回転と腕の振りの関係を調整する。 肩の大きな回転は不要だが、極端な手打ちにならないよう配慮。
(5) フォワード・スイングでは他のショットと同様に 腰がリードするようにして腕を上から下に落とす訳だが、トレーリング・エッジから砂にクラブが入るように。 ボールの前後 5~10センチくらいにある砂を全部薄く剥ぎ取って飛ばすつもりでクラブを振る。
(6) インパクトでは トレーリング・エッジから砂にクラブを入れ、ボールを救い上げようとしないこと。 砂が エキスプロードするのでクラブを低く出しても ボールは 宙に浮く。
(7) 確り クラブを振り切って 必要な量の砂を飛ばすことが大切。フェースを開いて 正しく打てれば ボールは 比較的 高く上がって バックスピンがかかる。 ボールは クラブヘッドより遅れて 砂と一緒に飛び出してくるが、ここで フェースは 反さない。
(8) フォロースルーから フィニッシュでも 距離の長くないバンカー・ショットでは クラブフェースは反さない。ただし、距離がある場合は それを反しても良い。 フィニッシュで 体のバランスが崩れるようなら スイング全体の流れや バランスに問題がある。

硬めな砂からのショット


バンカー・ショット 柔らかな砂のバンカーでは 右図のように クラブ・フェースを開き、ボール手前 5~10cm の所にヘッドを落とし ボール前後と下の砂を 花火のように飛ばして その砂の力で ボールをターゲットの方へ飛ばす。最初の動画で ご覧いただいたように それが 最も スタンダードな打ち方である。

一方、日本は 雨も多いし 砂が硬めな場合が多くなる。そんな砂で フェースを開いたスタンダードなバンカー・ショットをしても クラブヘッドが跳ね返されて トップしてしまうはずだ。次の動画は そうした砂で スタンダードな打ち方をしても 上手く行かない例を示した上で、クラブフェースを開かずに 距離のあるチップショットの要領で バンカー・ショットをすれば上手く行くという 硬めなバンカーからの脱出法を説明した(英語の音声説明だが)動画である。つまり、前述の (C) の打ち方だと 砂が硬い場合は 思うようにボールの下に クラブが入らず 失敗してしまうが、(B) の打ち方なら クラブが跳ね返されることはなく 失敗しないと言う 説明だ。是非、参考にして欲しい。ただし、この様なショットでは ボールの弾道が低めになり、バックスピン量が減って 落ちてから良く転がるボールになる可能性が高いということを覚えておこう。

硬めの砂からのバンカー・ショットの打ち方

どのような打ち方をするにせよ、フェースの向きとスイング軌道の関係は 砂がターゲットの方へ飛ぶようにセットするのが原則で 飛ばす砂の量(ヘッドの落とし方で決まる)と 飛び散る砂のスピード(ヘッド・スピードで決まる)並びに、方向(フェースの向きと スイング軌道で決まる)を 調整して ボールの飛び方を コントロールすることになる。

フェースを開いてショットをすると言うことは リーディング・エッジではなく、トレーリング・エッジ側のソールから砂に入れることで 結果として ヘッドは 砂の中に深く入り過ぎないから、ボールの下の砂を 毎回 同じように薄めに剥ぎ取るという意味で 再現性の高いショットが出来ることになる。しかし、このフェースを大きく開いて打つバンカー・ショットは こうしたショットに適した砂質のバンカーで この打ち方をマスターした人が行えば 再現性の高いショットになるものだが、初心者やバンカーを苦手とする人にとっては(砂の状態を見極めてバウンスの使い方を変えるなどの調整が出来ないこともあり)上手く行かない可能性が低くないので フェースをあまり開かない(硬めの砂に適したスタイルの)バンカー・ショットで 砂の取り方、飛ばし方を工夫する方法で 常時 プレーをするのも一案である。柔らかい砂で そうした打ち方をする時は クラブヘッドが 砂に深く入り込まないよう 浅目に 砂を取るのがコツだ。

まとめ


いずれにしても、ピンにボールを寄せるには ボールの飛距離、方向、高さ、スピン量の 4つの要素がコントロール出来れば良い訳で そうしたコントロールを可能にする 知識とテクニックが必要だ。ボールのコントロールに影響を及ぼす要素は クラブヘッドのスピード、スイングの軌道、クラブ・フェースの開き具合、取る砂の量、使うクラブの種類などである。また、ライ(砂のコンディションも含め)によって どのようなショットが良いのかも知っておくべきで、覚えておきたい バンカー・ショットの知識は 以下のとおりである。

バンカー・ショットの注意点 - レビュー
1 砂の中に足を(ツイストさせて)少し埋めるようにスタンスを取り、ハンド・ファーストにならないように構える。足を埋める動作の時に砂の硬さや量を確認する。
2 フェースを開いて打つバンカー・ショットでは 左足のかかとの前にボールを置くのが基本だが、フェースを開かない時のボールの位置は スタンスのセンター寄りに。バック・スイングでは 早めに コックを入れるようにし トップは 9時のショットのイメージで。
3 最もスタンダードなバンカー・ショットは ボールの 5 ~10 センチ後ろに クラブ・フェースを開いた状態でクラブを入れ、ボールの下の砂を 剥ぎ取るようなイメージで打つショットである。その場合は 確り クラブを振り切って 十分な量の砂を飛ばすことが大切。正しく打てれば、ボールは比較的高く上がって、少しバックスピンのかかったボールになる。
4 フェースを開けば 浅めにクラブが入るので 取る砂の量は応分に減り バック・スピンが多くかかって 高いボールが出る。(ボールはスイングの方向より右に出て 多少 サイド・スピンがかかる。)フェースを スクウェアーにすれば その逆の現象が起きる。ボールの近くにクラブを打ち込めば(フェースを開いて)取る砂の量が減り バック・スピンのかかった 高いボールが打てる。
5 スピンの量とボールの高さは クラブのロフトと ソールの大きさ(高さと深さ)で変わる。遠くのピンに転がして寄せたければ 9番アイアンなど ソールの小さいクラブを使えば良い。
6 クラブのソールが大きいものは フェースを あまり開かなくとも フェースを開いて打った時のような現象が起きるので そうした使い方が出来る。
7 柔らかい砂では フェースを開いて ソールを効かせて打つのが良い。湿って固めの砂では 逆に バウンス角の少ないクラブを使い、砂にきちっとクラブが入るように打つ。(湿って固めの砂から高くバックスピンのかかったボールを打つのは 極めて 難しい。)
8 目玉でボールが深く埋まってしまった場合は ボールを右足のかかとの前に置き、クラブ・フェースを クローズドにして クラブを砂に打ち込むようにして打つ。目玉でも 然程 ボールが深く埋まっていない場合は スタンスの中央より 少し前に置く くらいのイメージで クラブは スクウェアーにして、フォロースルーを取る形で打つ。(この時、バック・スピンは かからなくなるので 計算に入れること。)
9 上りや 下りのライでは 肩がライと平行になるように構えて打つ。特に、下り(左下がり)のライは 難しいライであるが ショットの後に 右足を前に出して歩き出すようなフィニッシュにすると良い。
10 砂が 少なく 非常に硬いバンカーでは バンカー・ショットの常識が通用しないことがある。場合によっては ハードパンからのショットのつもりで(クリーンにボールを打って)プレーしなければならないこともある。




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