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パッティングの技 - 思考法

このページのコンテンツ
• はじめに
• ファースト・パットの重要性
• 距離(スピード)の合わせ方
• グリーンの読み方
• ターゲットの決め方
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


パットの良し悪しは 1) ボールを思ったように打つ能力(距離感、方向性)と 2) グリーンを読む能力の二つで決まる。言うまでもなく、どんなに良いストロークをしても グリーンの傾斜とスピードで決まる ラインを 間違って読んだのでは 結果につながらないし 正しくラインを読むことが出来ても 思うようにボールが打てなければ パットは 大抵 外れてしまう。

ファースト・パットの重要性


パットの入る確率トータルのパット数を 如何に少なくするか。その鍵を握るのが ファースト・パット、即ち、最初に打つパットの良し悪しだ。右のグラフは パットの距離と それが入る確率の関係を示したものである。個人の能力によって このカーブは 多少異なるが 殆どの人は このような形のカーブになる。つまり、1m 以内の短いパットは 80% 以上の確率で入るが それが 2m 位で 50% になり さらに 3.5m か 4m を越えると 20% 以下になる。

ファースト・パットで カップを 2m 以上オーバーしたり ショートすれば 次のパットが入る確率は 半分以下になるが、最初のパットで カップの傍 50cm 以内にボールを止められれば そのパットを外すことは 殆どなくなるのだ。そして、もう一つ 知っておいて欲しい事実に 多くの人が 7m ~ 8m のパットを 左右に 2m も外すことはないが 2m 以上 オーバーしたり ショートすることは 結構 あるということである。

そんなことは 今更言われなくとも 分かっているという人も 居ようが、パットの距離のコントロールを 大雑把な勘だけに頼っている人は 少なくないし、ファースト・パットの重要性について十分理解していない人は 程度の差は あろうが 非常に多い。最初のパットでは(ワンピン以内の短いパットは 別にしても)距離を合わせることに 集中すべきなのだ。

(表: ファースト・パットの重要性)
ファースト・パットで 残った距離 3.5m 2.0m 1.0m 0.5m 0.0m
2 パットで 決まる確率 20% 50% 80% 95% 0%
3 パット以上になる確率 80% 50% 20% 5% 0%

距離(スピード)の合わせ方


以上のように、最初のパットでは 大抵の場合 それを入れるより、正しい距離を打って カップの近くに ボールを止めるようにすることが 極めて大切なのだから、まず、ラウンドの前には 5m、10m、15m くらいのパットを平らなラインで練習し、グリーンのスピードとパットのフィーリングを確認しておくべきだ。そして、その距離感を 頭にインプットすること。早めなグリーンでは 下りのパットが どんなスピードになるかも 良く チェックしておくと良いだろう。

パットを打つ時には アドレスに入る前に ボールの近くに立ってカップを見ながら素振りをして 距離感(ストロークの大きさとスピード)を合わせるのが一般的である。目をつぶって 感覚を確認する方法などもある。また、長いパットの場合は カップまでの距離に合わせた素振りをするだけでなく、短いパットのストロークから 徐々に ストロークを大きくしながら 必要な距離のストロークの感覚を見つける方法も有効だ。例えば、40 フィート (12m) のパットであれば、20、30、40 フィートと少しづつ距離を長く設定して それぞれの距離に合わせた素振りをして 相対的に 40 フィートの素振りの感覚(ストロークの大きさとスピード)を確認するという方法である。 » 1-2-3 距離調整メソッド

一方、10m の下りのラインでは 平らなラインに換算して 6m の感覚で打とうとか 上りの 5m のラインでは 7m の感覚で打とう といった具合に 平らなグリーンを想定して ターゲットを決めて打つ方法も有効である。(詳細は 後述 - ターゲットの決め方で)

グリーンの読み方


ファースト・パットの精度を上げ 3 パットや 4 パットをなくすには 距離のコントロールだけでなく グリーンを正しく読むことも必要になってくる。グリーンは 例外もあるが 多くの場合 奥から手前に傾斜しているものである。つまり、受けているのが普通で 加えて 左右のどちらかが高い または 低いことが多い。そうした中、ボールが転がるラインは 自分のボールとホールの位置関係を ボール側からと ホール側の両方から、また、必要と感じれば 横からも見て ボールが どう転がるかを判断するのが基本である。どちらから見ても ラインが 同じように見えるし 迷わず ラインを 読みきれると感じる場合は 深く考える必要はないが 必ずしも そうなるとは限らない。つまり、上っているのか 下っているのか、また、フックするのか しないのかなど、迷うことが 少なからず起きるはずだ。そんな時に すべきことが 以下のことである。

1 フォール・ラインを 探す。(詳細後述)
2 グリーンの傾斜の度合いを 見極める。
3 (1) と (2) に グリーンのスピードを勘案し ラインを決める。

フォール・ラインご存知のように、パットしたボールは そのボールを打ち出した方向と初速(強さ)、それに グリーンの傾斜とスピード(摩擦)によって その軌道が決まる。それは ボールに重力が働いているからだが、ボールが重力によって真っ直ぐ転がるラインを フォール・ライン (fall-line) と言い、摩擦がなければ ボールが止まらずに転がってホールの上を通過する線が 一本存在することになる。グリーンが 曲面であれば フォール・ラインは 曲がるが 通常 自分のパットを考える上で必要なフォール・ラインは 直線になることが多い。

そのフォール・ラインに対して 自分のボールが 何処にあるか で パッティング・ラインが決まるから 常に フォール・ラインを意識して グリーンを読むことで 読みの精度を上げることが出来る。右上の図を使って説明するが、円が グリーンで 中央にホールがあるとして、右上から左下への直線がフォール・ラインとした時、A のエリアにあるボールは 下りのスライス・ラインになる。そして、B のエリアは 下りのフック・ライン、C のエリアは 上りのフック・ライン、そして、D のエリアは 上りのスライス・ラインになる訳だ。フォール・ライン 及び それに ホールで直角に交わるライン (L) を基準にしてグリーンを読む癖をつければ 迷いながら パットを しなければならないケースは 減るはずだ。ライン (L) に対して自分のボールが何処にあるかを見ることで 上りか 下りか そして その程度が どのくらいかという判断の精度は 上がるだろう。

また、パットの ライン(スピードと 曲がり方)は グリーンのアンジュレーション つまり 傾斜だけでなく 芝目にも影響されるので 場合によっては そうした調整も必要になってくる。芝目は 1) 水、2) 日光、3) 風などの影響で出来るものだ。» 芝目のお話し

ターゲットの決め方


グリーンを 読むと言うことは これから打とうとするパットのスピードと曲がり具合を予測することであるが、それが出来たら 次にすべきことは ターゲットを決めることだ。その時に 有効なのが 平らなグリーンに換算して ターゲットを決める方法である。つまり、下りのフック・ラインのパットであれば ターゲットを カップの右手前に置くと言う方法である。

ボールの転がり方そこで、まず始めに グリーンの読み方と ターゲットの決め方の基本を説明しよう。数学の授業で勉強した三角形の相似の概念のように 傾斜が均一なグリーンで打つ場合、ボールを打つ強さによって ラインは 右図のような関係になる。つまり 同じ傾斜の場合、ボールの軌道 即ち パットのラインは 三角形の相似の関係になる。

右図のような状況下で オレンジのカップに入れるつもりで カップがなければ ボールが A で止まるように狙って打った時(狙った方向にボールが打ち出せるという仮定で)強く打ち過ぎれば B にボールが転がる軌道になり、また、弱ければ C に転がる軌道になる理屈だ。

また、同じ傾斜のグリーンでも 高速グリーンでは ボールが真っ直ぐに転がるラインに乗ってからも なかなか止まらない という現象が起きるから、右図で言えば(中程度のスピードのグリーンなら)B でボールが止まるような傾斜のグリーンでも、E までボールが行ってしまう現象が起き、結果として 曲がりは大きくなる訳だ。

一方、上りのラインで青色のカップ U を狙うような場合は UT をターゲットに、また、下りのラインで カップ D を狙う時は DT をターゲットにするといった具合である。以上のことを念頭において ラインを読んで ターゲットを どこに設定すればボールがラインに乗って転がるか という練習を何度もすると良いだろう。 例えば、青色のカップ U に入れるつもりで(下りで速いラインにも拘らず)グリーンのスピードを あまり速くないと判断してしまえば ボールは E まで行ってしまうようなことになる。つまり、グリーンのスピードを見誤れば、次に 長い距離の(外す可能性の高い)パットが残ることになる。正しくグリーンのスピードを読むことは 極めて 重要で 実際のラウンド中は そのことに神経の多くを注ぐべきである。

以上、パッティングの極意は 正しくグリーンを読んで その距離感のとおりにボールを打つことに集中する。その集中にあるということを忘れないで欲しい。十分 集中をせずに ボールを雑に打ってはいないだろうか。ファースト・パットの重要性を認識して 普段から 狙った距離を 正確に打つ練習を沢山して下さい。そうすれば、本番でパットをする時の意識も自然と変わるだろう。




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