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ショット・メイキング

このページのコンテンツ
• はじめに
• ショット・メイキング力とは
• リスク・マネジメント
• ショットのレパートリー
 (A) ノックダウン・ショット
 (B) カット(スライス)ショット
 (C) フック ショット
• まとめ
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


ゴルフは ティー・ショットから ホール・アウトまで 常に ターゲットに対して どんなボールを打つかを考えるゲームである。つまり、これから打つボールのライ、風の状況、ターゲットと その周辺の状況などを見、同時に 自分のショットの精度と成功率 また 失敗した時のダメージなどを想像して どんなショットをするかを決断する。そんな決断が 吉と出るか 凶と出るかは 神のみぞ知る訳だが、常に リスクと リワードを冷静に評価し 計算して 賢い作戦を立て プレーをすることが 望まれる。その作戦と ショットの良し悪しが 結果となるスコアを大きく左右することになるが、ゴルフ本来の醍醐味や 奥深さは 実は そんな作戦を含めた その戦略性にあると言っても過言ではない。

ショット・メイキング力とは


そんな戦略や作戦のベースになるのが、どんな ショットをする能力があるのか、即ち、ショット・メイキング力 (shot making ability) である。ゴルフを始めたばかりの時は 次に 打つべきショットの距離に合ったクラブが何かを考えて クラブを選び、あまり多くのことを考えずに ボールを打つという単純作業を繰り返すことになるだろうが、それでは スコア・メイクという観点から なかなか上手く行かないことに気付くはずだ。そして、どうしたら ターゲットのより近くに ボールを止めることが出来るか という観点から、ショットの結果を予測するために 以下のようなことを考えるようになるだろう。

1 打ったボールは 風の影響やライの影響を どのように受けるか。
2 そのボールは 落ちてから どのように転がるか。
3 結果として、次のショットやパットは どうなるか。

リスク・マネジメント


しかし、同時に、ショットが思い通りに打てた時のことだけでなく、ミスした時のことも考える必要があり、以下のようなことを どう上手く 次のショットの球種とターゲットの選択に反映させられるかが 結果に大きな差をもたらすことになる。

1 どのような ミス・ショットが出そうか。
2 ミスをしたら どんな結果になるか。
3 どうしたら ミス・ショットの可能性と悪影響を ミニマムに出来るか。

このような ミスに対する考え方は 上級者でも そして プロでも 内容に差こそあれ する訳で、その結果、総合的に判断して あそこを狙って こんなショットを しよう という決断をすることになる。そして、その対応策として 十分な ショット・メイキング力を 身に付ける必要があるのだ。例えば、悪いライの時や風が強い時など、どうしたら そうした影響をミニマムにし ミスを減らし 良い結果を導き出せるか。また、ターゲットの近くに 大きな落とし穴がある時は どんなショットをすれば その落とし穴を避けつつも ターゲットにボールを近付けるショットが出来るのか など 色々な状況に 上手く対応するための知識とテクニックを 学ぶ必要がある。

ショットのレパートリー


上級者や プロは 色々な種類のショットを レパートリーとして持っており それらを状況に応じて使い分けて コース・マネジメントをするが、平均的なアマチュア・ゴルファーの場合は 中々そうは 行かないものだ。そこで、まずは 普通のフル・ショット以外に 得意なショットを レパートリーに加えることだが、そこで 覚えて欲しいのが、(A) ノックダウン(スリー・クォーター的な)ショットの打ち方、(B) カット(スライス)ボールの打ち方、(C) フック・ショットの打ち方である。

(A) ノックダウン(スリー・クォーター的な)ショット


このショットは 極めて 単純だが コース・マネジメントには 極めて 有効な選択肢になるはずである。バック・スイング、フォロースルーの大きさを フル・ショットのそれより 小さくして 低い弾道のボールで 飛距離を応分に短くするというテクニックだ。個人差は あろうが、一般的には ラインを出し易い(方向性の良い)ショットでもあり、そうした特徴を生かしたショット・セレクションにも 利用価値の高いものである。ただ、90%、80%、70% など、色々な打ち方をマスターしようとするより、多くのアマチュア・ゴルファーは 90% なり、85% なりのショットを 一つだけ覚えるようにするのが得策だ。そして、その距離と(低目になる)弾道について 確りとした理解を持つことである。例えば、7番アイアンのフル・ショットが 150 ヤードの人が 90% のノックダウン・ショットをしたら 140 ヤードになるとすれば、その打ち方だけを 実戦で使う レパートリーとして磨きをかけるのである。80% や 70% のショットは(色々な理由で ミスをする可能性が高くなるから)極力 避けると言うことだ。ただ、グリップを 短く持って同じショットをする という選択肢を 持っておけば 応用範囲が広がるから、その点についても 併せて 研究すべきである。前述の例で言えば、5センチ グリップを短く持って ノックダウン・ショットをすれば 135ヤードのショットになると言ったようなことである。

(B) カット(スライス)ショット


カット自分のボールとターゲットの間に 障害物がある時に 有効になることもあるが、加えて、少しボールが沈んだ悪いライの時、深いラフからのショット、左下がりのライからのショットなど応用範囲の広いショットである。打ち方は ボールの出て行くべき方向より 少し オープンにスタンスを取り、ボールの位置は 打ちたいボールの高さによって 変える(低ければ右、でなければ中央に)。クラブフェースは 最終ターゲットに向くよう オープンに セットアップし、左手は ウィーク・グリップで やや強目に握る。インパクトで 右図のように スタンスに対してスイング軌道がほぼ平行、もしくは、クラブヘッドのスイング軌道がインサイドから入らないようにする訳だが、バック・スイングで ややアップライトに クラブを上げる工夫をするか、普通のバック・スイング(多少 インサイドに 引く 位)であれば、少し八の字を描く感じで カット打ちになるよう工夫してもも良かろう。腕とリストに 少し 力を入れ、クラブヘッドが リリースし難くなるように スイングするとカットの度合いが大きくなるはずだ。この時に フィニッシュは 手首を返さず 低目に取るか、振り切るのであれば、逆に、高いフィニッシュを取ると良いだろう。

(C) フック ショット


クローズド・フェースカット ショット と同様に 自分のボールとターゲットの間に 障害物がある時に 有効になることもあるが、加えて、向かい風に強いボールであると言う特性も 上手く生かせば 武器になるショットである。また、個人差はあるが 通常は 距離が少し伸びる傾向になるから そうした応用も 可能なショットだ。打ち方は、ボールの出て行くべき方向に(ターゲットの右側を向いて)スクウェアーに立ち、ボールは 真ん中か、それより やや右目に置く。クラブフェースは 最終ターゲットに向くように クローズドにセットアップ。右図のように、スイング軌道に対して フェースがクローズドになれば ターゲットに対して スクウェアでも ボールは ドロー、もしくは、フックするから、小手先で クラブをターンさせようとするのではなく、スイング軌道に対して フェースが開かないようにして スイング軌道を インサイド・スクウェア・インサイドにする。左手は ストロング・グリップにすべきで、あまり強く握らないようにする。小手先で フックを出すようなことはせず、腕の力を抜いて ボディーターンで打つようにし、クラブは あまり打ち込まずに やや掃うように振って フィニッシュは 低く取るようにすれば良いだろう。

まとめ


スクウェアところで、ストレートのボールは 右図のように スイング軌道に対してクラブフェースがスクウェアになっていれば打てることになるが、通常、スイング軌道は インサイドから入ってくるから フェースは 応分に オープンになっていなければ ストレートのボールは打てない理屈である。しかし、意識的にクラブをインサイドから入れようとすれば フェースは 必要以上にオープンになリ易く、プッシュアウトが頻発し兼ねないので その点は 注意しなければなるまい。

以上、三通りの打ち方が研究して欲しいショット・メイキングの基本的なテクニックであり、まずは その打ち方を覚えて欲しいものだが、本来は ただ 打つことが出来るようになれば良い と言うことではなく、ボールを ターゲットに近づける、または、ミスの可能性と悪影響を ミニマムにするというような目的で使用する訳だから、そのために利用できるショットとして 飛距離や方向性のコントロールということを十分意識し、ショットに対する理解度を深めることにも配慮して 練習する必要があるものだ。

また、こうしたテクニックが全くない人は 色々な打ち方を 一度に学ぼうとするのではなく、一通り試してみて 自分に出来るもの、そして、一番合った打ち方を見つけて そうしたものから マスターするように心掛けて欲しい。そして、そうしたショットを 実戦で試すことによって、その適切、且つ、有効な使い方を覚えるようにし、少しずつ 幅広いショット・メイキング力を付けられるよう 常に 研究を続けるべきだろう。

上級者のテーマとしては、空中で左右にボールを曲げるテクニックに加えて、スピン・コントロールや弾道の高低の様々なコントロール法などがあろうが、ショットに応じたプリショット・ルーティーンの研究なども そのテーマに加えて欲しいものである。




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