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番手とクラブのスペック(クラブの選び方)

このページのコンテンツ
• はじめに
• アイアンのスペック
• フロー・デザイン
• フェアウェイウッドのスペック
• ユーティリティのスペック
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


クラブによって 同じ ピッチング・ウェッジと言っても ロフトは かなり違う。トラディショナルなクラブのピッチング・ウェッジのロフトは 48° であるが 最近のアイアンの多くは 飛ぶ仕様の 所謂 ストロング・ロフトで、ピッチング・ウェッジで 44° のクラブも珍しくなくなった。

アイアンのスペック


昔から アイアンは 1 番手で 10 から 15ヤード刻みという発想でデザインされており、シャフトの長さは 1 番手長くなるごとに 0.5インチづつ長くなり、ロフトは ショートからミドル・アイアンまでが 4° 刻み、そして ロング・アイアンでは 3°刻みで立っていくように作られている。

PW のロフトは 様々
Titleist 716 Iron
PW Loft
47°
46°
45°
44°
43°
しかし、番手によってロフトが決まっている訳ではない。ツアープロが使うような、所謂、トラディショナルなアイアンのスペックは 下表のようになっているが、市販されている 一般ゴルファーのモデルの多くは ストロング・ロフトになっていて、しかも、その程度がモデルによってまちまちだから 気を付ける必要がある。右のテーブルは タイトリストのアイアン・セットの ピッチング・ウェッジ (PW) のロフトを モデル別に表示したものであるが、このように 同じブランドでも モデルが異なれば ロフトは 全く異なるものになっていると言うことだ。

トラディショナルなアイアンのスペック
番手・ 仕様 ロフト ライ角 シャフト SW
#1 15° 58.5° 39.75" D0 - D4
#2 18° 59° 39.25" D0 - D4
#3 21° 59.5° 38.75" D0 - D4
#4 24° 60° 38.25" D0 - D4
#5 27° 60.5° 37.75" D0 - D4
#6 31° 61° 37.25" D0 - D4
#7 35° 61.5° 36.75" D0 - D4
#8 39° 62° 36.25" D0 - D4
#9 43° 62.5° 35.75" D0 - D4
PW 47° 63° 35.25" D0 - D4
SW 56° 63.5° 35.00" D0 - D4

フロー・デザイン


アイアン・セットロフトとシャフトの長さだけでなく、クラブの総重量も 番手ごとに少しづつスペックが変わるように作られている。通常 長いクラブほど軽めに、そして、短いクラブは 重めになる。 男性用の 120g前後の重めのスチール・シャフトのクラブでは ウェッジが 450 - 470g で 3番アイアンで 400g 前後の重量になっている。

ライ角も短いクラブから長いクラブへと(上のテーブル参照)寝ていくようになる。自分のスイングに合ったライ角のクラブを使うことが大切だが、アップライト過ぎるクラブでは トーが浮くような形になるので ヒールだけが地面に当たって、通常、ボールは 左に出てしまうことが多くなり、逆に、フラット過ぎれば トーだけが地面に当たるから、ボールは 右に出る傾向になる。ただし、ライ角をチェックする時は アドレスして構えた時の角度で見るのではなく、実際にスイングした時の角度に合わせることがポイント。クラブをスイングした時には シャフトが トーダウン現象で たわむので、そうしたことも考慮に入れる必要があるだろう。

また、ソールは ショート・アイアンでは 幅が広めでバウンス角があるものが 一般的で、逆に、ロング・アイアンではソールは薄くなって バウンス角も少なくなる。一方、アイアンは セットを通じて一定のスイング・ウェートになっているのが普通だが、セットによっては ロング・アイアンのスイング・ウェートを 軽くしてあるものもある。いずれにしても、アイアンにはスペックが番手によって少しづつ変わるフロー・デザインのコンセプトが採用されている。

なお、最近は キャロウェイの X- シリーズのアイアンに代表されるような重心深度の深いものが出回っており、そうしたクラブでは見かけのロフト以上にボールが高く上がる傾向にあるので単純にロフトだけでは比較できない要素があることも知っておいて欲しい。

フェアウェイウッドのスペック


フェアウェイウッドのスペックでも、ロフト、ライ角、シャフトの長さは、同じ考え方で短いクラブから長いクラブへと変わる。以下のキャロウェイのグラファイト・シャフトのクラブを例に見てみよう。

フェアウェイウッドのスペック例
番手・ 仕様 ロフト ライ角 シャフト SW
#3+ 13° 56° 43” D2/3
#3 15° 56° 43” D2/3
#4+ 15° 56.5° 42.5” D2/3
#4 17° 56.5° 42.5” D2/3
#5+ 17° 57.5° 42” D2/3
#5 19° 57.5° 42” D2/3
#7+ 19° 58° 41.5” D2/3
#7 21° 58° 41.5” D2/3
#9 23° 58° 41.5” D2/3
#11 25° 58.5° 41” D2/3
#13 27° 58.5° 41” D2/3

ユーティリティのスペック


一方、ユーティリティはアイアンとフェアウェイウッドの中間的なデザインのクラブであるが、ここで認識して欲しいのことは、ユーティリティのスペックが フェアウェイウッド以上に メーカーやモデルによって 異なるという事実である。その事実を認識した上で、以下の(キャロウェイの)三種類のクラブ、即ち、アイアン、ユーティリティ 、フェアウェイウッド のスペックを比較したものを見て欲しい。特に、そのロフトとシャフトのスペックを注意深く比較して欲しい。

三種類のクラブのスペック比較
番手 アイアン (X Forged) ユーティリティ (X HOT) フェアウェイウッド (X HOT)
ロフト (°) シャフト (") ロフト (°) シャフト (") ロフト (°) シャフト (")
3 21 39.00 19 40.25 15 43.00
4 24 38.50 22 39.50 17 42.75
5 27 38.00 25 38.75 19 42.25
6 30 37.50 28 38.00 21 (7W) 41.75

最初に着目して欲しいポイントは 番手(数字)で ロフトが決まる訳ではないことだが、同じ数字であれば、アイアン < ユーティリティ < フェアウェイウッド の順で 飛ぶスペックに作られているということ。また、同じ キャロウェイのアイアンでも 例えば X2 HOT のスペックは 上述の X Forged とは異なり、#3 (18°/39.5") - #4 (23°/38.875") - #5 (26°/38.25") となっていて、タイプの違うクラブの番手ごとのスペックの比較は どのタイプのクラブも 単純には出来ない側面がある。以上のような事実を知っておいて欲しいのだ。とは言え、一応、上述の比較で、それぞれのタイプのクラブの番手とスペック、そして、飛距離の関係は概ね理解してもらえたことと思う。





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