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ゴルフ ツアー 優勝賞金

このページのコンテンツ
• はじめに
• 米国 PGA ツアー
• フェデックス・カップの賞金
• 国内男子 (JGTO) ツアー
• 国内女子 (LPGA) ツアー
• 欧州ツアーの概要、他
• 商品リンク(用品、メーカー別)

はじめに


優勝プロ・ゴルファーの優勝賞金は 通常 賞金総額の 15% ~ 20% 相当である。米国男子ツアーでは 1位 = 18.0%、2位 = 10.8%、3位 = 6.8%、そして、女子ツアーは 15.0%、9.0%、6.8%。 また、日本のツアーは 男子の場合 1位から 20.0%、10.0%、6.8% の順になっており、賞金総額が 1億 5,000万円であれば 優勝賞金は 3,000万円となり、2位の賞金は その半分の 1,500万円になる。 女子は トーナメントによって 多少 異なるが 優勝者は 18% か 20% の優勝賞金を獲得する。いずれにしても、賞金の分配比率は 多少の差こそあれ ツアー間で 極めて類似したものになっている一方、賞金総額と試合数には 大きな違いがある。例えば、アメリカの男子ツアーでは 優勝賞金が賞金総額の 18% が普通だが、それでも 1億円を越えるものの方が多く、2位の選手でも 入賞賞金が 5,000万円以上になるのが当たり前で アメリカの男子ツアーは 突出した存在だ。

米国 PGA ツアー


2015-2016年シーズンのアメリカ・男子ツアー (PGA) は年間 46 (49) 試合が行われ、その賞金総額は 3億 3420万ドル(約 350億円)である。男子の場合は WGC のような限られた選手だけが出場できる試合がある週に、並行して、それに出場できない選手が出場する試合があり、そうした状況下で 2015-2016年のシーズンには 46週に 49試合が行われる。(ただし、Franklin Templeton Shootout のようなイベントを試合数に入れなければ 48試合になる。)

リーマン・ショック後、アメリカ・ツアーの試合数や賞金総額の先行きには陰りも見えたが、その後 堅調さを取り戻し、賞金は年々増加した。男子ツアーは 2013-2014年からシーズンの始めと終わりが 9月/10月に変更されたが、2014年のプレーヤーズ選手権 (Players Championship) と全米プロ選手権 (PGA Championship) の賞金総額は 遂に 大台の1000万ドル(10億円 @¥100/$)にまで引き上げられ、2016年には それが更に増額され、1050万ドルになった。2016年に行われる 49試合の中には マイナーな大会で賞金総額が 500万ドル未満のものが 6試合ほどあるが、一方で 賞金総額 800万ドル以上の大会が 13試合もあり、全試合の賞金総額平均は 680万ドルを越える水準にまでなっている。なお、メジャー大会においては 2013年の各大会の賞金総額は 殆どが 800万ドル程度であったことを考えると ここ数年で 25% も増額されたことになる。

2015/2016/2017年 メジャー大会の賞金
メジャー大会 マスターズ 全米オープン 全英オープン 全米プロ
2015 賞金総額 1000万ドル 900万ドル 630万ポンド 1000万ドル
2016 賞金総額 1000万ドル 1000万ドル 650万ポンド 1050万ドル
2017 賞金総額 1100万ドル 1200万ドル 650万ポンド* 1050万ドル
2017 優勝賞金 198万ドル 216万ドル 118万ポンド* 189万ドル
*(全英オープンは 推定値で 1 ポンドは 約 1.3 ドル)

フェデックス・カップの賞金


また、男子ツアーの賞金を見る時に忘れてならないのが 2007年から始まった 3,500万ドルという賞金総額(約 35億円)、優勝賞金 1,000万ドルのフェデックス・カップで(» 詳細)これが始まったことで 年間を通じて争奪される賞金総額は 近年は 300億円をゆうに越える額に達するようになり、2014年には 350億円に達したという事実である。因みに、フェデックス・カップの優勝賞金は賞金総額の 約 28.6% で、前述の分配比率とは大きく異なる。例えば、2007年と 2009年は 賞金王になったタイガー・ウッズがフェデックス・カップも優勝したが、その賞金獲得額は フェデックス・カップの賞金も加えると なんと 2,000万ドルを突破したのである。当時のアメリカ PGA ツアーの年間を通じての優勝賞金総額は ほぼ 3億ドル だから、その 7% 近くを タイガーが獲得していた訳だ。

アメリカ女子 (LPGA) ツアー


一方、米国女子ツアー (LPGA) の大会は 2007年に 年間 34試合あったものが、2009年には 27試合(内米国内では 24試合)、そして、2010年には 24試合(内米国内では 13試合)にまで激減した経緯がある。それでも、その後は 年々試合数を増やし、2014年に年間 33試合、2016年には 34試合と 2007年の水準にまで回復し、賞金総額も 6300万ドル(日本女子ツアーの 約 2倍の規模)にまでになった。

LPGA一時期のアメリカ女子ツアーのゲーム数減少は、景気低迷とアメリカ人女性スター選手の不在、アジア系選手の台頭などによる女子ツアーの魅力低下が原因だろうが、近年は景気の回復と共に、欧米系選手の活躍もあり、人気を取り戻してきた観がある。とは言え、女子ツアーの人気が伸びないもう一つの大きな理由は 女子のゴルフ人口の低迷で、アメリカのゴルファーの 22.5% は女性であるが、ゴルフが男性のスポーツだと考えている人がアメリカにはまだまだ多いと言うことだ。

国内男子 (JGTO) ツアー


さて、ここで日本の状況を見てみよう。2016年の日本の男子プロゴルフ・ツアーのスケジュールを見ると 国内 25試合、海外、2試合の計 27試合である。その賞金総額は 国内試合の総額が 34.3億円、海外の 2試合の賞金を ¥100/$ 換算で加えても 36.5億円で、その賞金総額の規模は アメリカ・ツアーの 1/10 程度だ。日本の男子ツアーは 1990年の年間 44試合をピークに年々試合数が減り、2000年に 33試合、そして、2007年には 年間 24試合までになったが、2008年に The Championship by Lexus が始まって 25試合になり、その後は年間 25試合で推移している。

それでも、日本の男子ツアーは 賞金総額では ヨーロッパ・ツアーに次ぐ世界第 3位のプロ・ゴルフ・ツアーという位置付けで、賞金総額は 1億円から 1億 5000万円の大会が多く、全日本オープン、太平洋マスターズ、ダンロップ・フェニックス、カシオ・ワールド・オープンなど、賞金総額が 2億円の大会も 5試合ある。それでも、賞金総額が 7000万円の関西オープン、5000万円のダンロップ・スリクソン福島オープンゴのような大会もある。つまり、個々のトーナメントの賞金総額は 概ね アメリカの 1/5、また、ヨーロッパの 1/2~1/3 というスケールで、試合数は そのほぼ半分強という状況である。

国内女子 (LPGA) ツアー


他方、国内女子ツアーは 2014年に「センチュリー 21 レディース」、加えて、2016年には「ニッポンハム レディス クラシック」が新設され 年間 38試合である。2016年の賞金総額は 4年連続の増額で 史上最高の 35億 2000万円になった。つまり、試合数では 女子ツアーが男子より 11試合も多く、賞金総額でも 男子とほとんど差のない状況なのだ。

日本女子ツアーは 2007年にゲーム数が年間 36試合にまで増え、その後も 2008年以降の年間試合数は 37、34、34、34、35、36試合と推移し、2014年に 37試合、そして、それが 2016年には 38試合になった。そのため、男子のゲーム数より多いという 世界的に見れば 考えられない状況が生まれている。 ただし、トーナメントの賞金総額は 比較的 小額になり 6000万円から 8000万円といったものが少なくなく、男子ツアーの賞金総額の 2/3 程度のトーナメントが多い。とは言え、優勝賞金 1億円以上の大会が 2016年の場合、年間 15試合もあり、日本女子オープン他、4試合で賞金総額が 1億 4000万円と大きなものになっている。

欧州ツアーの概要、他


ところで、ヨーロッパも ゴルフでは大きな存在であるが、男子ツアーでは ほとんど毎週ゲームが行われており、年間 50試合近いゲームが行われる。しかし、賞金総額は トーナメントごとの格差が大きく、少額なものでは 100万ユーロ(約 1億 3000万円)から、大きなものには 全英オープン(約1,000万ドル)、BMW PGA(5億ユーロ)もあり、全英オープンのようなものを除けば、ざっと アメリカの半分程度の賞金総額である。

また、女子 ツアーは 20~30万ユーロという 賞金規模が日本の半分以下の大会が多く、加えて、2007年の 26試合から 2009年には 24試合へと試合数が減少。2011年、2012年には 27試合までに増えたものの、2014年は 再び 23試合にまで減少し、その存在感が小さくなっている。

以上が ゴルフの賞金に係わる世界の動向であるが、日米の賞金総額の比較では 米 LPGA が 主に 100万ドルから 300万ドルのトーナメントが中心であるから、日本の女子の水準は、米国のほぼ 1/2~2/3 のスケールということになる。男子の 1/5 とは 比べものにならない訳で、世界的に ランキング上位の外国選手が日本の女子ツアーでプレーをすることになっており、それが人気上昇の一つの要因になっているとも言えよう。結果として、女子プロの賞金王の獲得賞金額が 男子プロを上回ることもあり得るような状況になっているのは ご存知の通り。 » ゴルフ 賞金王

日本の女子ツアーは、欧 LPGA の賞金総額が 20万から 50万ユーロの大会が中心になっているから(ただし、リコー全英女子オープン、エビアン・チャンピョンシップのように賞金総額 300万ドル、325万ドルというビッグなイベントもある)試合数では 世界一、そして、賞金総額では 世界二位のツアーと言うことになる。そんな中、日本の男子ツアーがその地位と存在感を高めるには、スター選手の出現もさることながら、よりグローバルな視点と ビジネス・センスで ツアーの運営を改革できる リーダーの出現が望まれるのかも知れない。




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