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ゴルフルールの改定

このページのコンテンツ
• はじめに
• 四年に一度のルール改定
• 定期改定以外のルール改定
• ローカル・ルール
• 不可解なルールの存在
• 新・ゴルフルール (2019年 ~ )

はじめに


ルールブックゴルフルールは R&A (英国 ゴルフ協会) と USGA (米国 ゴルフ協会) が共同で 四年に一度改定し その新ルールを載せた最新版ルールブックが その時に 発行される。最新版ルールブックの内容が アップツーデートなものになるよう ルール改定は そのタイミングで行なうのが慣習で 前回のルール改定と最新版の発行は 2016年に行われた。ゴルフの歴史や文化を尊重しつつも ゴルフの普及と発展のために 環境の変化に応じた ゴルフルールの近代化が 常に 推進されていると言うことだ。なお、最新版ルールブックと裁定集は JGA から それぞれ ¥500、¥4,000(税込)で購入できる。興味のある方は 上のルールブックの写真をクリックで。

四年に一度のルール改定


2008年、2012年、2016年と ルール改定がなされ それぞれ 最新版ルールブックが発行されたが、2008年の改定では 例えば 高反発ドライバーの規制、ハザード内のボールの確認と誤球に係わるルールの変更、ボールを捜している時にボールを動かしてしまった時のペナルティ に係わる変更などがあった。また、2012年のルール改定では アドレス後にボールが動いた場合(以前は 理由の如何を問わず ペナルティが科されたが)プレーヤーが動く原因を作っていなければ 無罰にすると ルールが変更された。他にも、球がハザード内にある場合の禁止行為に係わる変更、スタート時間に遅刻した場合の罰則の一部軽減などがあった。また、2016年の変更では 中尺、長尺パターの使用を念頭に クラブをアンカーすることを禁止するために 新しい規則が導入された。他にも、人工の機器と携帯品の異常な使用に係わるルール改定や地面にくい込んだ球に関連するルールの改定などがなされた。» 2016年 規則変更点

以下は R&A / USGA が共同で作成した 2016年のルール変更を解説した動画(英語)である。日本語の字幕入で良いので JGA が こうした動画の日本語版をアップしてくれると嬉しい。



定期改定以外のルール改定


ゴルフルールは そんな四年に 一度のルール改定だけでなく 必要と考えられた場合は 年度末に 次年度から変更されるルール改定の内容が発表されることがある。至近の例では 2006年に 距離計測器の使用が ローカル・ルールで認められることになり、2010年には 主に ツアープロと トップ・アマに対するルール変更だが(多くのアマチュア・ゴルファーには直ぐに影響のないルール変更)アイアンの溝の形状や体積などに係わるルール改定があった。また、2014年のルール改訂では HDTV などでボールが動いたことが確認できても 裸眼で合理的に それを認識することができないようなものであれば ルール上の裁定は ボールが動いたことにはならないと変更された。さらに、2017年には パッティング・グリーン上で 球が偶然に動かされた場合の罰を排除する 新しいローカル・ルールが導入され、それが R&A と USGA が主催するすべてのチャンピオンシップ、予選競技、国際マッチで採用されると言う大きな変更があった。» 詳細

2017年の改定は 2012年のアドレス後に動いた球に係わるルール改定に関連するものである。まず、2012年のルール改定以前は アドレス後に 何らかの理由で ボールが動けば ペナルティが科されたが、ルール改定後は プレーヤーが 動かす原因を作っていないことが明らかな場合は 無罰で ボールが止まったところから プレーを続行すると変更された。以前は 風でグリーン上のボールが動きそうな時や ボールが極めて不安定な状態にあると思った時は アドレスを解くだけではなく、すぐに ボールをマークし直す必要があったが ルール改定後は その必要性が低くなった。しかし、それでも ソールをしたと同時に ボールが動けば ペナルティが科されることはあるので 不可解なボールの動きに対する問題が スッキリ解決された訳ではなかった。2016年の全米オープンでは 当該ルールに関するルール裁定騒動も起きた。(» 参考)そうした状況に鑑み、改定されたのが 2017年のパッティング・グリーン上で 球が偶然に動かされた時の罰の排除というローカル・ルールの導入である。この変更は 2020年の最新版ルールブックでは ローカル・ルールでない 新ルールとして盛り込まれることが予想される。


ローカル・ルール


ローカル・ルール (Local Rules) とは 競技委員会が公式ルールの規定を 一部を変更、削除 または 追加したりする独自のルールのことである。プリファード・ライ(6 インチ・プレース)などは 最も 一般的な ローカル・ルールの例だが、ルールブックには 競技委員会は 本来のルールに規定されている方針と矛盾しないものであれば、地域的な異常な状態に対応するため ローカル・ルールを作ることができる と記述されている。前進 2打罰のようなローカル・ルールは 本来のルールに規定されている方針と矛盾するもので 公式競技で採用されることはないが、カジュアルなラウンド用の(邪道的)ローカル・ルールとして一般に広く普及している。» 詳細

プリファード・ライ以外にも 例えば 距離測定器の使用も公式に認められている ローカル・ルールで 近年 アマチュア競技では 全米、全英アマを含む多くのトップ・アマの大会で 採用されるものであるが、日本では アマチュア競技で 距離計の使用を認めていないのが普通である。2017年のアドレス後に動いた球に係わる ローカル・ルールの導入が 日本において どのように取り扱われるかは 不透明であるが 2020年までは 一般には 採用されない可能性もあろう。

不可解なルールの存在


ゴルフには 不可解と思われるルールがある。アドレス後に 何らかの理由で ボールが動けば 理由の如何を問わずに ペナルティが科されたと言うのも その一つである。この不可解なルールは 近年のルール改定で ほぼ解消された訳だが、他にも 不可解なルールと言わざるを得ないものが幾つかある。中でも、ホールの埋跡、ボールマークの損傷の修理とルースインペディメントを取り除く目的以外で パットの線に触れてはならない と言うルールは その代表格である。ご存知のように スパイク マークを直せば ペナルティだし 自分のパットの線上で ソールをしても(ボールの直前は 例外だが)ペナルティになる。» 詳細

その背景には ボールが置かれた コースの状態を受け入れてプレーをする、即ち、球はあるがままの状態でプレーされなければならない(ただし、規則で認める例外を除く)という ゴルフの基本概念があるようだ。英語では "The ball must be played as it lies, except as otherwise provided in the Rules." と記述されている概念である。しかし、ボールマークとスパイク マークの違いは 一体何なのかと疑問を持たない人は 居ないだろう。今は 昔のメタル・スパイクとは異なるソフト・スパイクのゴルフ・シューズになっているとは言え、歩き方によって かなり大きなスパイク マークがつくようなシューズもある。ボールマークが直せるのであれば スパイク マークも直せるべきだと考えるのが自然なはずだ。不可解な ゴルフルールは これだけに限った訳ではないが、こうしたルールは 何時か 改定される日が来るのだろうか。

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