大学をはじめとする各種教育機関や学校法人などが作成し配信する教育プログラムや企業内のイントラネットを利用した教育プログラムなどは、ここ数年、音声は勿論のこと動画による配信も簡単に出来るようになったことにもあって、それなりに普及してきたが、まだ一般にはあまり馴染みのない学習方法である。英語では
e-learning とか distance learning
などと呼ばれる分野だ。
学習者側の利点は、学校などに行く必要がなく 自由な時間と場所で学習できること、そして、自分のペースで学習を進めることができることである。また、教育側の利点は、教師が不要になる部分が多く、一度プログラムを作成すれば、それを何度も使えるので省力化が出来る。利用者の数が増えれば、一人当たりの教育コストが大幅に低減できるというメリットもある。
一方、学習者側の欠点は、チャット機能などを組み込んでいないシステムでは、質問などをその場で解決できない
し、教師やほかの学習者との交流も取り難いなどの面であろう。また、教育者側としては、教材・学習材の作成の知識や技術が必要になってくることと
その製作に時間がかかるなどの欠点がある。また、学習者の反応などが良く見えない部分が多くなるのも問題である。
通常は 既存のシステムやソフトウェアーをベースに教材を作成するが、そうしたシステムには、様々な機能が組み込まれていて、それを現場の教材製作者が上手く利用して教材を作成することになる。高度なシステムには、様々な機能が含まれているが、そうしたシステムは高価なこと、そして、システムを管理運営する専門家
(アドミニストレーター) が必要になってくるなどの問題もある。
それでも、チャット機能などのあるインターアクティブなシステムでは、前述の問題の一部を解決する新しい学習方法が可能になっている。つまり、PC
のチャット機能を利用した双方向のコミュニケーションのできるリアルタイムの授業形式の授業がウェブ上で出来るようになっている。
大きな企業の中には ヒューマン・リソース・マネジメントのツールとして人材情報をコンピュータで管理するだけでなく、その能力や資格と受けた教育プログラムの記録などを管理し、さらに、そうした情報をデータベース化し、人材の適正配置、人事考課、昇給、そして、新しい事業環境や職場に対応できるような従業員の教育をウェブを利用したプログラムをベースに
常時 行っているところもある。
今後、技術の進歩と共に前述の欠点が少なくなれば、利用が加速されると予想される。特に、遠隔地の教育や教育者の少ない特殊分野の教育などに関するプログラムなどでのニーズが高まるはずだ。
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