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ピッチングウェッジを使ったアプローチ

アプローチは サンドウェッジ 一本と言う人も 少なからず居るだろうが この動画は ピッチングウェッジを使ったチップショットのスローモーション ビデオである。そして、以下は そんなショットの有用性についての解説だが、まず、初めに 知っておいて欲しいことは 最近のピッチングウェッジ (PW) の多くは 42° 〜 46° というロフトで 56° 〜 58° のロフトのサンドウェッジ (SW) に比べると 10° 〜 15° ほど 立っているという事実である。

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グリーン周りのアプローチで使う時に SW は 球を高く上げたり バックスピンをかけるのに適したクラブなのに対し PW は 球の上がりを少し抑えて 適度に転がす使い方をするのに都合の良いクラブである。クラブヘッドの入射角とライの状態にもよるが ウェッジで チップショットをする場合 ボールの手前 0 cm 〜 2 cm くらいに クラブが入れば ボールは うまく転がってくれるのが普通である。一方、クリーンに上手く打てたと思ったボールでも SW の場合、ボールの挙動は 結構 違うものになる。出て行くボールの高さとバックスピン量において SW は そのバラツキの度合いが大きいと言うことだ。クラブがボールの手前何センチのところに どのように入ったかで かなりの差がでる。つまり、誤差が大きい訳だから どこにボールが落ちて どのように転がるかが予想通りにならないことが多くなる。深いラフにあるボールは 別にして グリーン周りにあるボールを SW で打って寄せるのは 他にもっと良い方法があるのに わざわざ 誤差が大きいクラブを選択していることになる。毎回 同じ様にボールを転がしたければ キッチリ 同じところに 同じように クラブヘッドを入れる必要性が高いからである。ボールをグリーン上に落とすように打って寄せようとすれば 高さを出して ボールを打ち出す必要があるから SW を使う。色々なクラブで距離感を養うのは 難しいから SW で 全て対応する。そんな考え方は 理解できる面もあるが 勿体無いと言わざるを得ない。そこで 考えて欲しい選択肢の一つが PW を多用するスタイルである。もちろん、8I や 7I で転がす方が より簡単な場合があるとも言えるが 色々なクラブでアプローチができる様になるのは それは それで簡単なことではないからだ。何れにしても、SW も PW も 打ち方の基本は 同じで PW は 同じ距離のアプローチであれば 少し軽めに打つことになる。

そんな PW のアプローチショットをマスターする上でのポイントは リストレス (wristless) 即ち 手首の動きを抑えた打ち方で シャローにクラブを振ること、そして、腕の動きを積極的に使うのではなく ショルダーターンの力を利用して ボールを飛ばすことだ。また、クラブフェースが スイングを通して ボールを見るように 左手の甲が 切り返しで 少し下を向くように 腕とクラブを引けば フォワードスイングで 手がクラブヘッドをリードするように動き易くなり ソールが滑り易い 理想的な角度で クラブをボールにぶつけて行くことができる。手首の動きを完全に排除すべきとは言えないが PW を使えば 振り幅を抑えられるから それをミニマムにすることも容易になり スイング軌道は より安定し ショットの精度も高くなる理屈だ。そんな打ち方を意識して PW で 5 ヤード、10 ヤード先のターゲットに ボールを落とすショットを 繰り返し 練習して欲しい。グリーンの傾斜とスピードにもよるが キャリーとロールの比率は 1:1 とか 2:3 のような関係になるだろうから PW を多用するのであれば そのボールの転がり方の特徴を良くを理解しておくことが 当然ながら 大切である。以上、アプローチショットのレベルアップに 是非 参考にして下さい。

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