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パッティング・スタイルの研究

パッティングパットの打ち方には 色々なスタイルがある。"Different strokes for different folks" という格言のとおり、パッティングには こうストロークすべきという理論がないとも言われる。しかし、一方には "The simpler, the better" という大原則がある。つまり、パッティングのストロークをなるべく「単純化」することに成功の鍵があるということだ。 詳細

シンプルなパッティング・スタイルがより良いという仮説は間違っていないように思えるが、過去の名選手のパッティング・スタイルを見ると、必ずしも、そうとばかりは言えないような事実もあるので、ここではどのようなスタイルがあり、どんな選手が それらのスタイルでパットをしている(いた)のかを レビューして見よう。

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スタイル 特徴 代表選手
ボディー (Body)
パッティング
腕、手首、手を体にロックする形で、体を背骨中心に回転させるようにしてクラブを振る。利点もあるが 望むところのタッチを出し難いのが短所。 該当者なし
パワー (Power)
ストローク
腕、手首、手のいずれかの筋肉のパワーを利用し ボールを ヒットする感覚(ストロークする感覚と対比される概念)を持ってパットする打ち方。パーマーは 主に 手首、タイガーは 主に 腕の力を(肩を振り子のように動かす動作/ストロークとのコンビネーションで)利用。予期せぬチャージを し易いのが欠点。 Arnold Palmer
Tiger Woods
ポップ (Pop)
ストローク
比較的小さなバック・ストロークでフォロースルーを殆どせずに ストロークを通じてパターフェースをスクウェアーに保って打つ。パワー・ストローク同様、腕、手首、手のいずれかの筋肉のパワーに依存するので 同様の欠点がある。 Gary Player
Johnny Miller
フック (Hook)
ストローク
インサイド・アウトの軌道でストロークし(インパクト時にパター・フェースは 僅かながらクローズドになり)若干のフック・スピンがかかる打ち方。 Bobby Locke
カット (Cut)
ストローク
アウトサイド・インの軌道でストロークし(インパクト時にパター・フェースは 僅かながらオープンになり)若干のスライス・スピンがかかる打ち方。 Chi Chi Rodriguez
リスト (Wrist)
ストローク
手の位置が殆ど動かないように腕をロックして手首の力でボールを転がす打ち方。 Billy Casper
ブロック (Block)
ストローク
パター・フェースをターゲットの左に向けてセットし、ストローク時にブロックしてターゲットの方向にボールを出す打ち方。(トレビノは ショットも 同様に ブロックするスタイルの打ち方でプレーし 成功した選手だ。) Lee Trevino
ブレンド (Blend)
ストローク
ペンデュラム・ストローク(後述)に 多少 パワー・ストロークの要素が融合されたパットのスタイル。ストロークの時に手首が僅かに曲がるのが特徴。 Brad Faxon
Lee Janzen
Ben Crenshaw
プッシュ (Push)
ストローク
ラインに対して真っ直ぐ右手でプッシュするように打つスタイルで、フェースや上腕はローテーションさせずに、手首を曲げることもしない。 Jack Nicklaus
ペンデュラム
(Pure Pendulum)
ストローク
振り子のように肩と腕を動かして、手首や手の力を利用せずに(パターフェースのローテーションなしに)パワー・ストロークのようなボールを ヒットする動作をせずに 純粋にストロークすることで打つパッティング・スタイル。長尺パターを使う方法同様、最も シンプルな スタイルだ。パターの名手と言われた選手には このスタイルの選手が 最も 多い。 George Archer
Bob Charles
Greg Norman
Dave Stockton
Andy North
Loren Roberts
Phil Mickelson
長尺パター
(Long Putter)
あごの下、もしくは胸の前にグリップエンドを固定するように持って振り子のようにパターを振る打ち方で 方向性は良く、ショート・パットには 特に有効。ロング・パットでの距離感に 多少 難点がある。 Sam Torrance
(Vijay Singh)
クロー (Claw) グリップ
ストローク
左手は 普通のグリップと同じように握り その下に来る右手が 下から握らず 手の甲を上にして 握り、右手を ピストンのように 動かすのが 特徴で、目標に向かって まっすぐにボールを出すのに優れている。 詳細 Craig Stadler
Mark O'Mera
Chris DiMarco

ペンデュラム・ストロークで成功した選手が最も多いから それが優れているのではないかと思う人も居ると思うが、アマチュア・ゴルファーにとって大切なことは スピード/距離感である。まずは その観点から コントロールのし易いスタイルがオススメである。

いずれにしても、このページの冒頭でも述べたように "Different strokes for different folks" という格言のとおり パッティングには こうストロークすべきという理論がないとも言われるのだから、自分に合った独自のパッティング・スタイル、パットの打ち方を 見つけ出して欲しい。とは言え、成功者のスタイルを参考にしてみるのは無駄にはならないはずだ。

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