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パターで順回転のボールを打つには

パター
パターは 順回転がかかるように打った方がラインにボールが良く乗るなどと言われる。しかし、ボールの上の部分を叩いて打とうとしても パターのソールの角でボールの上の部分を打つことになり、パターの芯を外すばかりでなく ボールの芯も外してしまい 良い結果にはつながらない。どんなパターでも、ボールを地球にたとえれば、ほぼ赤道の部分(ボールの芯)をパターの芯で打たなければ 距離のコントロールは 難しい訳で、ボールの上半分を叩いて順回転をボールに与えるというのは 間違った考え方である。

ゴルフボールの大きさは 直径が約 4.2 センチで、パターヘッドの高さは、2 〜 3 センチだから、通常、ソールがグリーンから 1.0 〜 1.5センチくらいのところを通過すれば、クラブフェース(縦方向)の 所謂 芯に当たることになる。

パターのロフトパターには 2° ~ 5°のロフトがあるのが一般的で 厳密には 赤道の少し下にコンタクトすることになるが、グリーンの面に平行 or 若干 ダウンブローにパターを振れば 打ち出されるボールには バックスピンがかかる。そして、バックスピンのかかったボールは 少しジャンプする形になりグリーンに着地し そして 少々滑るように動いてから 順回転のボールになるが、このバックスピンの量は ダウンブローに打てば 増えるし、逆に、アッパーブローに打てば 減る訳だ。つまり、ロフトの小さめなパターで アッパーブローに打てば ボールは 早く順回転し始めることになる。

一方、芝を短く刈り込んだ早いグリーンには ロフトの少なめのものが適していると言われている。また、ボールを ヒットする時のシャフトと地面が成す角度が垂直になっているとすれば(標準的なグリーンで)パターのロフトは 3° ~ 4°が望ましいと言われるが、ハンド ファーストになるスタイルでパットをするのであれば 応分に ロフトが多めの、そして、その逆であれば 少なめのパターが適していることになる。パターのロフトは どんなに芝を短く刈ったグリーンでも ボールが芝に少し沈み込むから 好ましいボールの転がりを得るためには 初動時にボールを適度に浮かせる必要があり、必要とされる。そして、それに 最適なロフトが 3° ~ 4°で、逆に言えば、そのパターのロフトを上手に使うことが パット成功率を上げる秘訣なのだ。( » 参考)以下は ロフト別のボールの転がりを(最適、不足、過剰の順に)示した動画である。適度なボールの浮き方が (Optimum Roll) どのようなものかに注目して見て欲しい。

最適な (Optimum) ロフトとは?

C-グルーブ・パター他方、そうした打ち方をしなくとも このバックスピンがあまりかからずに すぐに順回転の始まるボールが打てるパターと言うのが かなり以前から売られている。2004年の全米オープンで優勝したルティーフ・グーセンが その時に使った Yes Golf の C-グルーブパターがそうしたパターで 当時 それが話題になった。このパターは 写真のようなグルーブ(溝)がパターのフェースの中心にあるデザインで その効果は 以下の動画の通りである。» 商品詳細

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また、より最近の製品で 順回転ボールの打てるパターとしては ダスティン・ジョンソンをはじめ 多くの PGA ツアー選手が使用している テイラーメイドのスパイダー・モデル (Pure Roll Technology)オデッセイの O-Works / Stroke Lab / EXO モデル (Microhinge Technology) のパターなどがある。因みに、これらのモデルの市販品のロフトは 3° である。

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