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砂が湿っているバンカーからのショット

バンカーショットでは ライの状態、あごの高さとピンの位置、また、自分の能力などを良く考えて どのようなショット・セレクションをするかが スコアメイキングの鍵になる。そして、ライの状態を考慮する上で重要な要素の一つが砂の状態である。特に、雨の中や雨が降った後のプレーではバンカーの砂も湿って硬めになっているから要注意で、そんな場合は 通常の乾いて柔らかい砂のバンカーショットとは異なった ショット・セレクションをすることが得策だ。

スタンダードなバンカーショット乾いて柔らかい砂の場合は 図-1 のようにオープンスタンスに構えて、クラブフェースを 大きく開き、スイングラインを ターゲットラインに対して アウトサイドインに振り、バウンスを使って ボールの下の砂を剥ぎ取ってターゲットの方向に飛ばすように打つのが 最もスタンダードなバンカーショットであるが、湿って硬めな砂のバンカーから このオープン・スタイルのショットは クラブヘッドが跳ね返されてしまうこともあり、大きな失敗につながる可能性が高い。

スクウェア・スタイルのバンカーショット一方、湿り具合にもよるが、砂が湿っていればいるほどフェースを開いたら ヘッドは砂に入らずに跳ね返される可能性が高くなるので 図-2 のように フェースを 開かずに スタンスもフェースの向きも ほぼ スクウェアーにして、小さ目でコンパクトなバックスイングでクラブを振れば ヘッドが きちっとボールの下に入り、それが跳ね返されて失敗するリスクを大幅に低減することが出来る。取る砂の量を やや少な目にし 砂とボールを意図したイメージどおりに飛ばせるように クラブヘッドを砂に入れるポイント(通常のバンカーショットと同じで ボールの後ろ 5 から 10センチ程度)とスイングのスピードをコントロールする必要があるが 小さ目でコンパクトなバックスイングで(コックは入れて)フィニッシュを低く取るように打つのがコツだ。

このスタイルのバンカーショットに限らず、バンカーショットを上手く打つためには、まず、クラブヘッドが砂にどう入って 砂がどのように飛ぶか(飛ぶ砂の量、方向、スピード、そして、ボールとの位置関係)を考えた上で これから打つべきショットをイメージし、その上で、どんなショットを選択するか決めるのが基本だ。言うまでもなく、砂に含まれる水の量や砂の硬さ、また、使うクラブとスイングによって 砂の飛び方は異なってくる訳で、その点について 正しい知識とテクニックを学ぶことがポイントである。砂に泥が多く入り込んだバンカーや 砂の量が少ないバンカーでも スクウェア・スタイルのバンカーショットは有効であるが、そうしたバンカーで 砂とボールがどのように飛ぶかについても 研究しておくと良いだろう。

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ゴルフ場によって バンカーの砂質は異なるから、始めてプレーするゴルフ場では、特に、足場を固めて スタンスを取る時に 砂の硬さ、質、量(深さ)を ルールが許す範囲内で 良くチェックすべきで、そうした方法で砂とボールのアクションを正しくイメージするための情報を得るようにするのが常套手段である。そして、イメージ通りのショットが打てた時のことだけを考えるのではなく、起こり得るミスとそのダメージなども考慮して これから打つべきショット(そのスタイルやターゲット)を考えるようにすべきで、通常は バンカーから脱出できないリスクが高くなるようなショット・セレクションは 極力 避けるべきである。

なお、硬い砂のバンカーでは クラブヘッドが 跳ね返されるリスクを より少なくするために、ソールが薄くバウンスの小さいピッチング・ウェッジや 9番アイアンなどを使うことも有効で、そうしたショットも研究しておくと良いだろう。また、そうしたショットをした場合に ボールの飛び方がどのようになるのかを スイングの大きさ、早さ、フェースの開き具合などの組み合わせを変えて色々チェックし、自分のショット・セレクションの幅を広げると良いだろう。

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