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ゴルフ日記 (ショートゲーム編)
 
 
パッティングのグリップ・プレッシャー

パターの握り方には 色々なスタイルがある。逆 (リバース) オーバーラッピング・グリップ、オーバーラッピング・グリップ、逆ハンドグリップ (Left-hand-low Grip)、クローグリップ (Claw Grip) などが良く使われるが、どんなグリップをするにしても、グリップ・プレッシャーをどうするかということが問題がある。パターの名手として知られるベン・クレンショーは なるべく軽く握ると言っているし、タイガー・ウッズは 1 - 10 のスケールで 5 くらいと表現していて、強く握り過ぎないことが原則になっている。

パッティングにおいて 最も重要なことの一つは パットの理論でも説明しているように、ストロークを通じてパターのフェースをスクウェアーに保つということだ。パターを強く握る場合は パターの面の向きを力によって安定させて一定に保つというメカニズムでコントロールする訳だから、その力の量が少しでも変化すると 不安定になるという特徴がある。

一方、軽いグリップ・プレッシャーでパターを握る場合は、フェース面の向きのコントロールをパターの重さに依存する形になるので、手や腕の力への依存度が低減し、ストロークのテンポもよりゆっくりと流れるようになり、ストロークが安定すると感じる人が多いようだ。また、微妙なタッチを出すためにも パターは あまり強く握らない方が 良いと考えられている。ツアープロは 握る力の 12% - 25% の力でパターを握っていて そのグリップ・プレッシャーがストロークを通じて安定しているというデータもある。

しかし、早いグリーンでは 軽いグリップ・プレッシャーで握る 前述のメリットが上手く生かせる訳だが 遅いグリーンや ロングパットの場合は 疑問が生じてくる。それは あまり軽いグリップでは 遅いグリーンや長いパットで必要になる 比較的大きな力を伝えることが 難しいからで、その結果として 一定のグリップ・プレッシャーを保ってストロークをすることが難しくなってしまうという現象が起きるからだと考えられる。

つまり、グリップ・プレッシャーは グリーンのスピードやパットの長さに応じて調整するのが正しいという仮説が出てくる。練習グリーンでの練習で距離感をつかむ際に、遅いグリーンであれば グリップを少し強めにして打って距離感をチェックし、そして、その日のグリップ・プレッシャを設定してから、距離感をつかんで行くという方法も考えられる。

一方、下りと上りのパットや短いパットと長いパットでグリップ・プレッシャーを意識して変えるという発想も出てくるが、それでは、距離感に影響を与える変動要素が増えてしまうというデメリットも出るので、そのあたりは 研究の余地が残るところである。普通は 一度 グリップ・プレッシャーを決めたら そのラウンドを通じて 基本的には プレッシャーを 一定に保つべきという考え方が普通であろう。ただし、意識してプレッシャーを変えるかどうかは別にして、通常は、ロングパットでは、グリップ・プレッシャーが強くなる傾向があることは間違いないだろう。

ラウンド中にパットのグリップ・プレッシャーを意識して変えるべきか、どうかは、疑問が残るが、練習中に グリップ・プレッシャーと他のパッティングの要素との組み合わせを 色々考えて 研究してみる価値はあるだろう。特に、肩の動かし方に注意を払いながら 試行錯誤して欲しい 研究テーマである。