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ゴルフルール改定|2012年版

ルールブック近年、ゴルフルールは 四年に一度 定期的に改定がなされる。通常、そうした ルール改定は 極めて マイナーな変更が多く、ルールの根幹に触れるような変更は少ないが、前回の 2008年の改定でも何点かの変更があった。例えば、高反発ドライバーの規制、ハザード内のボールの確認と誤球に係わるルール、ボールを捜している時にボールを動かしてしまった時のペナルティ などに係わるルール変更だ。また、例外的に 2010年には 主に ツアープロに対するもので、多くのアマチュア・ゴルファーには直ぐに影響のあるルール変更ではなかったが、アイアンの溝の形状や体積などに係わるルール改定があった。

そして、2012年にもルール改定がなされた。1月からは その新たな変更が加わったルールに従ってプレーをする必要があるが、その変更の内、ここでは 比較的重大な変更と思われる 以下の三点について 詳しく説明しよう。

1アドレスしたあとで動いた球(規則 18-2b)
ボールがアドレス後に動いた場合は 理由の如何に係わらず 一打罰のペナルティが科され ボールを元の位置に戻してプレーをすること となっていたが、新ルールでは、プレーヤーがそのボールを動かす原因となっていないことが分かっているか、ほぼ確実である時は プレーヤーに対する罰を免除するとの新しい例外規定が追加された。例えば、アドレス後にボールを動かしたのが突風だった場合、罰はなく、そのボールは新しい位置からプレーされなければならない となった。 ボールが動いた時
2 球がハザード内にある場合の禁止行為(規則 13-4)
バンカー内に自分のボールがある時は 如何なる時も バンカー内の足跡などを均したりする行為は許されなかったが、単にコースを保護する目的で、且つ、規則 13-2(ライや意図するスタンス・スイングの区域、プレーの線の改善)の違反とならないことを条件に、プレーヤーがそのハザードからプレーする前を含め、何時でも そのハザード内の砂や土を均すことが許されるようになった。
3 スタート時間(規則 6-3a)
競技のスタート時間に遅れたが、スタート時間から 5分以内に到着した場合の罰を 競技失格の罰から、マッチ・プレーでは最初のホールの負け、ストローク・プレーでは 2打の罰に軽減することを規定するために規則 6-3a が修正された。旧規則ではこの罰の軽減は、所謂、ローカル・ルールとして競技の条件で制定できるとなっていた。

他にも、規則 1-2. 球の動きに影響を及ぼす、あるいは、物理的条件を変える、規則 12-1. 球が見える限度; 球の捜索、規則 19-1. 動いている球が方向を変えられたり止められた場合; 局外者により、規則 20-7c. 誤所からのプレー; ストロークプレー、規則 20-7c. 誤所からのプレー; ストロークプレーなどのルールでマイナーな変更 及び 注意書きの追加などがなされた。(» JGA のルール改定説明のページ)加えて、アマチュア資格規則に関する変更がなされている。

以上が 2012年のルール改定であるが、プレーに直接関係する大きな変更は 上記の (1) と (2) だと 覚えておけば良いであろう。ほとんどの変更は 基本的にルールの緩和だから 知らなかったからと言ってペナルティが科される可能性のあるものは少ない。ただ、アドレス後に動いたボールの処置で(プレーヤーがそのボールを動かす原因となっていない場合)新ルールを知らないと 誤所からのプレーで 2打罰を 科される可能性があるので その点は要注意だ。

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