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バックスピンとスコアライン

このページのコンテンツ
• はじめに
• 道具の話
• ルールの話
Introduction
ウェッジ
チップショットでも 打ち方によっては かなりのバックスピンをかけることが出来、低いボールをグリーン上でスキップさせた後に キュキュ と止めるような打ち方も出来る。しかし、それには 道具の力を借りる必要があることに気付いていない人も居るだろう。 » バックスピンで止まるチップショットの打ち方

道具の話

スコアラインの話の前に ボールのことについて まずは 話をする必要がある。多くの人は 知っていることと思うが、比較的廉価なツーピースのサーリンカバーのボールでは 思うような 最大限のスピンはかけられない。カバーが柔らかな ウレタンカバーのボールを ちょっと高価だが 使う必要がある。

一方、ウェッジのスコアライン つまり 溝などクラブフェースの状態が 当然 スピンに大きな影響を及ぼす。ウェッジの溝 所謂 グルーブは かつて 右図の V グルーブと呼ばれるタイプのものが主流であったが 近年は そのスピン性能に優れる U グルーブに取って代わられた。随分 昔の話になったが、ピン・アイツーの U グルーブが ルール違反で問題になったことを記憶している方も居ると思うが U グルーブの方がスピンが良くかかる訳だ。現行ルールでは グルーブ幅は 0.035インチ (0.9mm) 以下、また、隣接する溝の端と端との間隔は グルーブの幅の三倍以上で 0.075インチ (1.905mm) 以上と定められている。加えて、グルーブの深さは 0.020インチ (0.508mm) 以下でなければならず グルーブ (マーキングとも言う) は 指先でテストしても分かるような鋭い縁や盛り上がった縁があってはならないとも決められている。また、紙ヤスリのようなクラブ・フェースも ルール違反になる。

ルールの話

2010年から プロのトーナメントでは ロフトが 25度以上のクラブでは それまで許されていた Uグルーブ仕様のクラブの使用が禁止になり、さらに、2014年からは トップ・アマチュアの競技でも 同様のルールが適用されることになった。ただし、2024年まで 一般ゴルファーには 影響のないルール変更である。 » 詳細

古いウェッジを使っている人は そのクラブフェースを良く観察して見よう。グルーブが磨耗して浅くなっているものや もともと溝幅が細めの V グルーブのものであることもあるだろうが、そうしたクラブでは スピン性能が悪くなるということだ。右の写真は 新品のウェッジのグルーブであるが エッジが綺麗に立っているのが分かるだろう。スピンの効いたショットを打ちたいにも係わらず、もし、手持ちのウェッジのスコアラインが磨耗していたり、細い V グルーブだったとしたら、新しいウェッジにする必要がある。また、スピン性能は ウェッジのスコアラインで決まるから フェースに 泥がついたまま プレーするようでは せっかくの溝が埋まってしまう訳で スピン性能にも大きく影響することにもなり兼ねない。クラブは 常に 綺麗な状態でプレー出来るようにすることが大切である。

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