グリップ・プレーン|スイング理論
このページのコンテンツ |
• はじめに |
• スイング・プレーン |
• スイングのタメに係わる考察 |
• グリップ・プレーンという発想 |
♦ スイング・プレーン
♦ スイングのタメに係わる考察
話が変わって、タメの利いたスイングと良く言うが ボールをクリーンに そして 効率良く打つためには どうしても 取り入れたいものである。前述のダウンスイングで 右肘を 脇腹へ落として グリップの位置を エルボー・プレーンの位置まで落としてから エルボー・プレーンに沿って 腕とクラブを シャロ―に振ることが出来れば タメの利いたスイングになる理屈である。ここで 英語の動画で 分かり難い部分もあると思うが 以下の「タメ」英語では "lag" に係わる動画を見て欲しい。
♦ グリップ・プレーンという発想
ここで 右の写真を 見てみよう。トップから 切り返して クラブを振る時のイメージだが 地面にあるボールを打つために 本能的に ボールに クラブヘッドをぶつけて行く イメージで 腕を振り下ろすと 右の (A) のようなスイング・プレーンで 腕も クラブも振られがちだ。典型的な スライス・ボールが出る over-the-top のスイングである。
一方、タメの利いた シャロ―な スイングをするという観点から見て欲しいのが (B) である。(B) の青いドットで描かれたプレーンのイメージは 上の動画で そのように 腕を振れば タメの利いたスイングが出来るという解説に使われたものである。その画像を使って、トップから 切り返して クラブを振る前に グリップを 1 ~ 2 とほぼ垂直に 右の掌が上を向いたまま シャフトの角度を変えないで 落としてから 黄色のプレーン上を 3 の方向に 手を振り クラブをリリースさせることが望ましいと言うことを説明するために 作成した画像が (B) である。
1 ~ 2 の腕とクラブを落とす動作は クラブヘッドを ボールの位置に合わせて トップから 落とす意識ではなく まずは 手の位置を 2 の高さまで落とすような意識で動かすことである。1 ~ 2 では 手とクラブヘッドの位置関係を 変えないようにするのがポイントで それが出来れば 自然と タメの利いたスイングになる理屈だ。そして そこから 3 に向かって シャロ―に 腕を振って と言うより グリップを少し旋回させながら動かして クラブヘッドをリリースし 加速させれば 理想的なアングルで ボールを捉えることが出来るだろう。繰り返しになるが 1 ~ 2 と垂直に グリップと肘を落としてから 2 ~ 3 のように グリップを 比較的 水平に押し出しながら 軽く スーピネートさせる(手首を返す)イメージである。この (B) に示した(エルボー・プレーンとは また違った)黄色のプレーンをグリップが動くプレーンとして イメージし 1-2-3 の要領で クラブを振ることを 試して欲しい。この「グリップ・プレーン」とでも言うべきイメージを利用すれば 無理なく シャローで タメの利いたスイングをできる可能性は 高くなるはずだ。