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ターゲットの決め方、外し方|ゴルフ教室

どれだけ上手くボールを打てるかが ゴルフのスコアに直結するのは明らかなことだから そのことばかりを考える人も居るようだが、実は ターゲットにボールを打てなかった時に どれだけ上手くターゲットを外せるかが スコアに与える影響は それ以上に 大きい。従って、そうした発想で(練習も本番も)ターゲットの設定と意識の持ち方を管理できれば スコアは驚くほど変わる。

ターゲットを決める時、多くの人は (1) 距離(ボールが落ちる所、落ちた後のラン)、(2) 方向(ボールを打ち出す方向)、(3) 弾道とスピン(左・右への曲がりやボールの高・低)を考え、自分の打つべきショットを イメージすることになる。自分の能力とライの状態によって幾つかのアイデアが浮かぶだろうが、最終的には (a) ピン、または、理想的なショットとなるターゲットを 狙う、(b) それより右か左、また、短め・長めを狙う、(c) 最も安全な所を狙う などのアイデアから ミス・ショットをした時のこと、そして、その次のショットのことを考えて決断するのが普通である。

ショットのイメージ

深く考える人も居れば、あまり考えずに直感的にそうしたことをしている人も居るだろうが、多くの場合、我々はある基準のポイントより左右前後の何れかに外したくないという考え方をする傾向がある。上の写真の例では手前のバンカーを意識して バンカーから ピンまでの距離にも依るが ターゲットより手前に外したくない という考え方になるのが普通で、その結果(バンカーは右手前から左奥に走っているから)程度の差こそあれ、ピンより右を狙って打とうと考える人が圧倒的に多くなる。

その段階で、注目すべきことが起きる。それは、(1) ピンより右のある点を ターゲットにして、あわよくば ターゲットより左に行ってくれれば儲けものという考え方をする人、(2) ピン(もしくは、それに近い点)を基点に それよりも左には行かないように グリーンを狙う人、(3) 単純にピンの右側に設定したターゲットを狙う人が居ると言う事実である。つまり、考え方によって、ピンの右側を狙う発想は同じでも、ターゲットと意識の持ち方は違うと言う現象が起きるのだ。

そこで、意識して練習場で試して欲しいことがある。つまり、上述の三つのタイプのターゲットの設定と意識の持ち方で ボールを打った場合に どのような結果になるかを 観察してみることである。練習場にある旗や看板などを ピンに見立てて、そのターゲットより 左(もしくは、右)に行かないようにして打った時、逆に、ターゲットの右(もしくは、左)を狙って、それよりも 多少 左(右)に行って欲しい(行ってくれれば儲けもの)という考え方でボールを打った時、さらに 単純にターゲットを狙った時、それぞれ(様々なショットを想定して)どのようなことが起きるかを チェックする。

もちろん、そうしたことを注意深くテストして観察する理由は、自分はどうターゲットを設定すべきかを考える材料にするためである。人それぞれ、ターゲットの外し方のパターンはターゲットの設定の仕方や前述のような意識の持ち方の違いによって異なるが、自分の(気付いていない)傾向が見つかる可能性は高く、それを 今後のコース・マネジメントに活用して欲しいのだ。

右利きの上級者の多くは、フェードで打つ時に 左側に設定したあるポイントより左に行かない打ち方をするし、ドローで打つ場合はターゲットの多少右サイドを狙って 少し左に行って欲しい(行ってくれれば儲けもの)という考え方でボールを打つという考え方をする人が多いだろう。しかし、そのような考え方が 本当にスコアメイクにプラスになるのかを(よりシステマチックな方法で)チェックして欲しいのである。

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ボールの弾道を コントロールしてフェアウェーやグリーンを大きく使うようにするテクニックは 上級者の場合 良くやることだと思うが、そうした方法によるホールの攻略についても、どの位曲げるのが良いのか、ターゲットはどう設定すべきか、あるポイントより右や左に行かないような意識の持ち方の妥当性などについて色々と考えながら、練習場で自分のショット、特に、ミス・ショットの傾向やパターンをチェックし、どのようにプレーすべきかを考えて見ることが コース・マネジメントのレベルアップという観点からは 極めて 有用なのだ。

ショット・セレクション、即ち、(ドローやフェードなど)どんなボールを 前提に ターゲットを どう設定して、どんな意識の下に、ショットをするかと言うことを 自分を より良く知った上で(ある意味、上手にターゲットが 外せるよう)スマートに行うこと について これを機会に 一度 研究して下さい。

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