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松山英樹選手のウェッジ|Cleveland RTX Wedges

2021年のマスターズに優勝した松山英樹選手が愛用するウェッジは クリーブランドの RTX-4 シリーズ:具体的には RTX-4 Forged Prototype の 52-10、56-8 at 57.5、60-08 at 62。つまり、56/60 の2本は ロフトを少し寝かせて使っている訳だが、プロトタイプなので 市販品のソール形状とは少し違いがあるかも知れない。ただ、写真を見る限り 52 のウェッジは Mid-Grind、56/60 は Low-Grind のようだ。(動画の更に下に添付したグラインド・パターンの写真参照)なお、下の動画は そのウェッジで 松山選手が キレキレのアプローチをする様子だが 動画の後に Cleveland RTX シリーズの新しいモデルの詳しい情報もアップしているので 参考にして下さい。

下の4枚の写真は クリーブランド RTX-4 のものだが、これが松山選手がマスターズで使用したモデルである。詳細は後述するが、松山選手と同じようなセッティングにしたければ 52/10 Mid - 56/8 Low - 60/8 Low を選べば良いだろう。なお、2020/21年には 新モデルの RTX ZipCore と RTX Deep Forged(日本版)が発売されているので 暫くの間 RTX-4 Forged は 割安に買えるでしょう。ただ、欲しいスペックの新品は 割とすぐに在庫がなくり 買えなくなりそうだ。 RTX シリーズ・ウェッジ
さて、RTX 4 ウェッジは 下のような4タイプ (Full - Mid - Low - X-Low) のグラインド・パターンが用意されているが ニューモデルの ZipCore は X-Low の選択肢がなくなった。しかし、アイアンのロフトのストロング化が進む中、46° と 48° のロフトのクラブが追加され、加えて、60 のグラインド・パターンが3種類 (Full - Mid - Low) に増えたのも嬉しい。元々、Low と X-Low の差はそれほどなかったし、松山選手のようなプレーヤーでさえ Low を使用ていた訳だから アベレージ・ゴルファーには 無用の長物だった。一方、日本モデルの Deep Forged は Low バウンスのモデルがなく、48 〜 52 は Full Grind、54 〜 60 が Mid のみと選択肢が限られる。他方、ZipCore は 46 〜 52 では Mid Grind のみだが、54 は Mid/Full そして 56 〜 60 では Low/Mid/Full から選択できるようになっている。例えば、56/12 Full、58/10 Mid、60/06 Low のような選択肢がある。従って、例えば、48 - 54 - 58 のように3本入れるのであれば 48 と 54 を Deep Forged にし、58 を 58/06 Low の ZipCore にするというような選択肢もあり得る。いずれにしても、ローバウンスのウェッジを好むのなら Deep Forged は 不向きということになる。なお、どちらのモデルもロフトは 2° 刻みで、シャフトに関しては ダイナミックゴールド S200 と NS PRO MODUS TOUR 105 (S) / NS PRO 950GH (S)、カーボンの Diamana ZX60 という4種類もの選択肢があり、加えて、特注にはなるが DG は X-100、NS PRO には (R) も用意されている。詳細は 下のメーカー情報のリンクをクリックで。
RTX 4 のソール|グラインド・パターン
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ところで、クリーブランド・ゴルフ|Cleveland Golf は 1979年に設立された米国のゴルフ用品メーカーで 2007年以降は ダンロップの傘下に入った会社だが、その 40年以上の CG 社の社歴の中で最も注目される製品が同社のウェッジで、中でも、特記すべきは TA588 モデルである。CG のウェッジの 5番目のデザインで 1988年に発売されたモデルという意味で 5 と 88 を 組合せた数字 588 が製品名になったものだが、延べ 26人のメジャー大会優勝者を輩出した名器である。一方、現在の RTX シリーズは 2013年に発売された 588RTX が最初のモデルで、その後、2014年に 588 RTX 2.0 が発売された。2016年に アベレージ向け RTX F-FORGED を投入し、さらに、2017年には RTX-3 となったが、このモデルからは 588 という名称がなくなり、2018年に RTX-4 シリーズが発売され、2020年に RTX ZipCore、2021年には RTX Deep Forged が発売されたという経緯がある。

因みに、RTX は「Rotation Technology|ローテーションテクノロジー」の略で レーザーでフェース全面にカーブ状の溝を均等に施すことでフェースを開いたショット時にフェースの先の方にボールが当たったり、溝方向が変わってもボールをグリップし安定して打てる CG オリジナルの技術である。また、RTX-3 では ホーゼルを軽量化し余剰重量をヘッドへ配分したことにより、重心位置をセンターに近づけ、スピン性能、打感、飛距離性能を向上させる「フィール バランシング テクノロジー」と ソールの抜けをよくし キレのいいショットを実現する「V ソール」が搭載された。さらに、最新モデルの ZipCore では ネック部に軽比重のセラミックピンをインサートし、余剰重量をトゥ上へ移すことで、重心をさらに実打点のセンター近くへシフトさせて、バックスピン、打ち出し角度、初速が安定し、ハイレベルな一貫性を実現したと言う。 製品情報

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