ゴルフ豆辞典 メニュ メニュー

サンドウェッジの改造

グリーン周りで最も良く使うクラブのサンドウェッジ(SW)は ロフト、ソールの形状、リーディングエッジの形状と FP値などに注目して 自分の使い易いクラブに改造してみると面白い。

例えば、鍛造のウェッジであれば、ロフトを 2-3度立てて アプローチ用のクラブに改造することも可能だ。その時に バウンス角は、その分少なくなるが、それでもサンドウェッジのバウンス角は大きく、ソール幅も広いのが普通だから、ソールは(1)の部分を少し削ってやるような改造になるのが一般的だ。また、リーディングエッジは(2)のところを多少 FP値が小さくなるように削ってやるとクラブの抜けが良くなるというようなメリットが出ることもある。

(注)FP は Face Progression の略で、FP値とは シャフトの中心線からクラブのリーディングエッジまでの距離のこと。通常は FP値が小さい方がボールを捕まえ易いクラブになるが、例えば、グースネックやオフセットのクラブは FP値を小さくするデザインフィーチャーである。

(1)の部分を削ってやるとセットアップした時のリーディングエッジの浮きが小さくなり、フェアウェイやカラーからのアプローチには、ボールをクリーンに捕らえるイメージが作りやすくなるだろう。また、少し重心が高くなる分 ボールの出方が低くなると言う変化も見られるはずだ。

リーディングエッジが丸味を帯びているサンドウェッジの場合は 特に(2)の部分を削るとチップショットのアプローチでラインが出し易くなるし、クラブの滑りも良くなり打ち易いクラブになるはずだ。また、フル・ショットやコントロール・ショットを打つ時のクラブの抜けも良くなるだろう。

一方、サンドウェッジのクラブヘッドは大きく 重い訳だから、このようにソールを削ってもクラブのバランス(スイングウェート)がアンバランスになることは 通常ないと思うが、必要であれば、グリップ側の重量を調整してバランスを取っても良いだろう。逆に、さらにクラブヘッドの重量を軽くしたい時には、バックフェースに穴を開ける方法などもある。

もちろん、ロフトを変えずに前述のような調整をしても良いし、ロフトを逆に寝かせるという改造もあり得る。ロフトを寝かせる場合は、そのクラブの使用目的にもよるが、常識的には、ソールを大きく削る必要が出てくるはずだ。

Rakuten|楽天市場|ゴルフ用品
Copyright © 2004-2024 mamejiten.com. All Rights Reserved.

TOP