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エキストラ・ロブ・ウェッジ

エキストラ・ロブ・ウェッジツアープロは ほとんど どのプレーヤーも ロブ・ウェッジ(別名、エル・ウェッジ)を入れているが、最近のツアープロは ロブ・ ウェッジを 2本、例えば、60° と 64°といった具合に入れる人も珍しくなくなった。この最もロフトのあるウェッジは エキストラ・ロブ・ウェッジとか X ウェッジなどと呼ばれており 64° というのが 最も 一般的だ。中には ロフトが 70°といったものも存在するが、そうなると ウルトラ・エキストラ・ロブ・ウェッジ とでも呼べば良いのだろうか。ただ、一般のゴルファーにとっては 60°でも使いこなすのは 少し難しいのだから 64° ましてや 70°は決して単純にオススメ 出来るものではない。

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プロのトーナメントでは グリーンが硬めで そのスピードが非常に速いという設定が多いので 短いショットでボールをすぐに止めたい時には エキストラ・ロブ・ウェッジが効力を発揮する。グリーン・エッジから ピンまでの距離がないバンカー越えのショットや砲台グリーンでショート・サイドに外した時などに ふわっとボールを上げて寄せる必要性が出てくる。それに適したクラブが L や X ウェッジだが、低目に出してスピンで止めるという使い方も出来る。さらに、短いバンカー・ショットなどにも威力を発揮するクラブである。しかし、深いラフで ボールが浮いているライなどからのショットでは クラブヘッドがボールの下を抜けてしまう可能性も高く、あまり 使いたくないクラブだ。また、この X ウェッジは 基本的には フルスイングをせずに打つクラブで、仮に 50ヤード以上飛ばすことが出来ても、そうしたショットに使うクラブではない。

パットの距離と入る確率ゴルフのアプローチ・ショットはボールを 高く上げようとすれば するほど リスクが高くなる訳で 一般的に そのメリットは デメリットとの比較の上に取捨選択を決断すべきものである。もちろん、そうしたショットが苦手な人は ロブ・ウェッジを使うべきではないが、そうでない限り、ボールを高く、柔らかく上げなければ ピン傍には寄らないという時には リスクを 多少取ってでも それにチャレンジする価値があるという理屈になる。なぜなら、2m - 3m を境に それ以上長いパットは ワンパットで入れることの出来る可能性は一気に低くなるが、同時に、4m、6m、8m のパットが入る確率は 然程 変わらないという事実があるからだ。右のグラフからも分かるように 2m 以内に寄せる価値は極めて高いが、4m も 6m も大きな違いはないから、どうやっても 4m 以内に寄せられないが 4m - 5m には寄る可能性が高いというショットをするよりも 2m 以内に寄る確率が 30%、ただし、6m - 8m のパットが残る確率も高くなるというショットの価値が大きいという考え方が理に適ったものになるのだ。

以上の理屈を 成る程 と思う人 そして 自分の技量は エキストラ・ロブ・ウェッジをバッグに入れても良いレベルにあると考える人は それを 試してみるのも一案だろう。例えば、48°、52°、58° という 3本のウェッジでプレーしている人は多いと思うが、それに 60°ではなく 62°とか 64°の X ウェッジを付け加えてみる訳だ。数年前までは このロフトのクラブを 一般ゴルファー向けに作っている メーカーは少なかったが、近年はその選択肢が 少し 増えている。例えば、Titleist Vokey、Callaway、Clevelnad などにも 62°や 64°がある。 バウンスは 少ない方が良いと考える人もいるだろうが、6° - 8°のものが 一般的で オススメだ。 » 商品を チェック

一方、ウェッジを 1本増やすとなると長いクラブを 1本抜かないといけないので、その点は悩む人も多いだろうが、やはり ゴルフは 200ヤードと 230ヤードの間の距離のクラブを持つよりも、寄せのショットのバリエーションを増やすことに価値があると思えば、ロブ・ウェッジやエキストラ・ロブ・ウェッジに より大きな価値が 見出せるはずだ。

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