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アルバトロス
 
albatrossホールインワンより数百倍 出すのが 難しい と言われるのが アルバトロス (Albatross) であるが、パー 5 の 2 打目、稀に パー 4 の 1 打目を入れて 規定打数 (パー) より 3打少ない打数でホールアウトすれば アルバトロス (アホウドリの意) となる。ただし、英語圏では アルバトロスと言うより ダブル・イーグル (Double Eagle) と言うことの方が 一般的である。

アルバトロスは ホールインワンより 200倍、いや 600倍も難しい?


色々なデータを目にするが、アルバトロスの出る確率は 100万回から 200万回に 1 回ということで、米国では年間 40,000回程度のパー 3 のホールインワンが出るにも係わらず、アルバトロスは 200回程度しか出ないそうだから、そのデータによれば アルバトロスは パー 3 のホールインワンより 200倍 難しいことになる。 » ホールインワン

しかし、一般アマチュア・ゴルファーの場合、ほぼ 90% のゴルファーが パー 5 は 距離的に 2 オン出来ないから、アルバトロスが出る確率は さらに低くなり 600万回に 1回程度になる と言われており、概ね 600倍も難しい計算になる。アルバトロスの多くは、残念ながら、飛距離の出るプロやトップ・アマのような人たちの独壇場と言うことになるようだ。

アメリカのツアープロ (PGA) の場合、競技中に出るアルバトロスの数は 多い年で年に 5-6 回、平均的には 2-3 回 (個人ではなく ツアー全体で) 出るようだから その難易度は ホールインワンの 10倍 (約 3万回に 1回) と 普通のゴルファーとは まったく違った難易度になっている。ただし、ツアープロでも 70年代、80年代には 年に 1-2 回ともっと珍しかったようだ。

信じ難い記録


アルバトロスよりさらに難しいパー 5 のホールインワンは コンドル (Condor)、または、トリプル・イーグル (Triple Eagle) と呼ばれるが、コンドルは ほとんど出ることがない。それでも、最も長いホールインワンの記録として 2002年 7月 4日に 米国 コロラド州 (高地) の Green Valley Ranch Golf Club というコースの 9 番ホール 517ヤード・パー 5 でマイケル・クリーン (Michael Crean) という人が出したという信じ難いコンドルの記録がある。

別の信じ難い記録として、1964年 9月に ノーマン・マンレー (Norman Manley) という人が 米国 カリフォルニア州 (Saugus) の Del Valle Country Club というところで、330ヤードの 7番ホールのパー 4 でホールインワンを出した後、8番ホール (290ヤード) のパー 4 でもホールインワンを出したという記録がある。つまり、彼はアルバトロスを 2 ホール連続で出した訳だ。アルバトロスの出る確率が 100万回に 1回の確率だとしても、2 ホール連続でアルバトロスが出る確率は、1兆回に 1回ということになる。コンドルの出る確率が どの位かは 知る由もないが、どちらが難しいか と聞かれたら、あなたは どう答えるだろう?

競技中に出たアルバトロスの記録


1935年に ジーン・サラゼンが 第 2 回マスターズの最終ラウンド、15番ホール、パー 5 の第 2 打目 235ヤードを バッフィー (4番ウッド) でホールアウトしたアルバトロスは 世界に轟き渡ったショット (the shot heard around the world) として語り継がれている。彼は このショットで最終日 1 位タイに並び、翌日のプレーオフを 5 打差で制して優勝した訳だ。

さらに、最近の記録では、2012年のマスターズ最終日に 2010年 全英オープン・チャンピオンの ルイ・ウーストハイゼン (Louis Oosthuizen) 選手が マスターズ史上初めてとなる 2番ホールでのアルバトロスを出して首位に飛び出し 18ホールを首位タイで終了したが、プレー・オフで ババ・ワトソン (Bubba Watson) 選手に敗れ、優勝を惜しくも逃した記録がある。 » マスターズのお話

一方、最近の日本国内ツアーの記録としては、2007年 11月 4日、米 LPGA の公式戦となるミズノ・クラシックの最終日 (於 近鉄賢島 C. C.) の 7番ホール、485ヤード、パー 5 の 2打目を 上田桃子プロが 3番ウッドで打ってカップインしたアルバトロスが大きく影響し 優勝したと言うケースがある。(上田選手は これによって 米国ツアーのシード権を獲得。)

また、2008年 5月 17日、日本プロゴルフ選手権の 3日目 (レーサム ゴルフ & スパ リゾート 17番ホール 526ヤード) に 谷原秀人プロが アルバトロスを達成。さらに、極めて珍しい記録になるが、2009年 4月 24日には、日本の男女両ツアーの同じ日 (共に トーナメント 2日目) にアルバトロスが出た。デービッド・スメイル選手 (ニュージーランド) が、「つるやオープン」、山の原 G. C. の15番ホール (492ヤード) で、そして、有村智恵選手が、「フジサンケイ レディス クラシック」、川奈ホテル G. C. の 5番ホール (470ヤード) で、それぞれ 達成した。

さらに、2009年 11月 29日には、カシオ・ワールド オープンの最終ラウンド (於 高知黒潮 C. C.) で、宮里優作選手が 18番ホールのパー5 (530ヤード) の二打目の残り 260 ヤードを 5Wで打ち、自身二度目のアルバトロスを達成している。

最も最近の記録としては、2011年 7月 15日に、やはり、有村智恵選手が 「スタンレー レディス ゴルフ トーナメント」 が行われた東名カントリークラブの 8番ホールのパー5 (503ヤード) でアルバトロスを達成したが、その日の同じラウンドの 16番ホール・パー3 (135ヤード) で 何とホールインワンを 記録するという 極めて 珍しい出来事が起きた。