| ボールを思いっきり飛ばそうとすると、正しい軌道のスイングでタイミング良くスイートスポットでボールを打つことが難しくなります。ですから、今回は、スリークオーターのアイアンショットで体の回転、体重移動、腕の使い方、クラブヘッドの感覚、クラブヘッドのリリースの仕方などを覚え、それをフルスイングに応用するという練習方法をご紹介します。
まず、ボールは上の連続フォーム (1) のように、スタンスのほぼ中央に置き、腕の力を抜いて、ゆっくりとした構えでアドレスに入ります。体重は、左右の足に
50/50 で乗るようにしましょう。そして、バックスイングは、(2) のように、スリークオーターのポジションで止めますが、体重移動はほとんどしません。バックスイングが終わりに近づき腕の動きとクラブヘッドの動きが減速する時に、クラブヘッドの動き
(慣性) を利用してコックを入れる (手首を折ること) ようにすると、クラブヘッドの感触が手に良く伝わってくるはずです。
そこから、ダウンスイングは、腰がリードするようにして腕を落としていきますが、クラブヘッドが腕よりも遅れて落ちてくるようにクラブヘッドは出来る限りゆっくりと落としていきます。クラブヘッドがゆっくり落ちれば、連続フォームの
(3) のような形になりますが、この形が出来ればクラブヘッドの感触が良く伝わってくるはずです。クラブヘッドがどこにあるのかという感覚は、ボールを芯で捕らえるために極めて大切なものですから、その点を意識しながら練習するようにしましょう。
(3) からインパクト (4) 、そして、(5) のリリースのポジションは、腰を中心とするボディーターンによってクラブヘッドを走らせるようにしますが、体重はあまり早く左に移動せず、連続フォームのように背骨がやや右に傾くような形になるように
(4) の直前まで 50 を右側に残しておきます。そして、この形が出来れば、クラブヘッドは自然とインサイドから入りますが、ダウンスイングのプレーン
(面) は、バックスイングのプレーンより少し寝たインサイドのプレーンになります。体重は (4)、(5)、(6) のステップを通じて、全て、左
(前足) に移動させます。
なお、(2) から (3) のステージで左に体重が移動してしまう人がいますが、そうした動きをしてしまうと、背骨がやや右に傾くという形にならず、ダウンスイングのプレーンが、バックスイングよりも立ってアウトサイドのプレーンになり、所謂、スライサーのスイングになってしまう訳です。
また、スイングのどのステージにおいても、腕は体とクラブをつなぐシャフトの役割を果たすようなイメージで、あくまでも、パッシブに使います。グリップは、そのシャフトとシャフトをつなぐ蝶番
(ちょうつがい) の機能を果たします。ボディーターンと一緒に腕が動けば、手首は自然と (4) から (6) にかけて返り、(6)
のフィニッシュのような形になります。
スリークオーターのショットで前述の体の動き、腕の使い方、クラブヘッドの感覚などを覚えたら、そこから、バックスイングを少し大きくしてやれば、フルスイングということになります。フルスイングは、飛ばせるだけ飛ばすショットではなく、加減せずに打つショットという位置付けになるよう工夫してください。
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